R1夏旅行、その3。北竜町でひまわりを見たあと一路旧増毛駅に向かう。実は留萌経由で行くより、増毛に向かう方がかなり早い。北竜町から少し戻り、道道を走るがとにかくほかに車はいない。
しかも、道沿いにはバスの停留所(冬は降雪するため小さな小屋がある)があるが、バスは廃止されていて廃屋化したバス停が並ぶ。白い花が咲き誇るそば畑や大豆、じゃがいもなどの大規模な畑が左右に広がる。
かなり走ると日本海側にようやく到着、これを左折、さらに増毛港の方に曲がる。まず目指したのは日本北限の酒造場『国稀』である。しばらく走ると珍しく観光客がたくさんいる場所となっている。
中を見学させてもらうと高倉健の映画ロケの写真も並べられている。奥まで行くと試飲コーナーがあり、運転手の私に変わり、連れ合いが試飲。美味いと言いながらも運賃がネックで買わずに箸置きのみを購入して出る。
次は旧増毛駅。今でも街の中心部、風待食堂
や旧富田館(廃業)に囲まれて駅が再建されてある。駅名標もそのままであり、今にも列車が着きそうな感じがする。乗れなかった鉄道の廃駅を訪ねるのは楽しいような、残念なような複雑な気持ちがした。
ここで帰るのが普通だろうが、どうしても大学時代にYHに泊まった小平(おびら)を見てみたくなり、宿泊予定の留萌を通り越して小平の道の駅まで。到着は16時半、まだまだ太陽は高く、日の入りまでは待てず鰊御殿を再現した道の駅を見学して宿のある留萌を目指した。(以下、次回)