『メトロに乗って』その42。今回は都営地下鉄大江戸線代々木駅で降りる。少し歩くが階段を上がるとJR代々木駅前に出る。代々木と言えば代ゼミと共産党とすぐに連想するが、代ゼミはかつての校舎が縮小、別のビルになっており、サピックスの方が前面に出されている。
小生が子供の頃の進学塾と言えば『日進、四谷大塚、代ゼミ』だった気がするが、今はサピックスを傘下に収めた代ゼミ、四谷大塚はナガセ(東進ハイスクール)の傘下、日進に至っては無くなっていて50年近い時代の流れを感じる。因みに中学受験の進学塾は『サピックス、日能研、四谷大塚、関西では浜学園』あたりらしい。
そう言えば小学生の頃行っていた蛍友会という進学塾も代々木の児童公園の前にあったが、今はスタジオとマンションになっていた。
代々木駅から向こうを見るとNTTドコモの立派なビルがそびえ立つが、まずは北参道入口の石碑の横を通り、明治神宮方向に歩く。
さすがに明治神宮のお膝元、商店街には日の丸と菊の紋章の入った提灯。坂をだらだら下がると北参道の交差点、右に曲がると鳥居が見えてもう明治神宮の敷地となる。今日は寒いけれど良い天気、木々の間から陽が降り注ぎ、思わぬ風景を作り出していた。
北参道まで戻り、JRのガードを越えると明治通り、その先には日本共産党の立派な本部、赤旗がはためいている。
共産党の建物に沿って一本内側の道を歩く。すると山手線の高架の手前に踏切が現れる。これは埼京線の踏切で結構頻繁に電車が通る。
その先の低いガードを越えると元いた代々木駅前に。当たり前だが、随分と風景が変わったものであるが、代々木駅前周辺は面影が残っていた。久しぶりの代々木散歩である。