hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

mocchi~渋谷グルメ

2014-11-14 05:00:25 | グルメ

井の頭線神泉駅をご存じだろうか?渋谷駅から一駅目で渋谷区神泉町にある。渋谷を出るとすぐにトンネルに入り、さらにトンネルを出て、すぐに踏切、その先が神泉駅である。昔はホームが短く、わずか5両編成の電車も1両目のドアは開かなかった記憶がある。

その駅を吉祥寺に向かって右に降りると上り坂と平坦な道の二つにわかれるが、平坦な道の方に行き、数軒先の店が今日伺ったmocchiである。イタリアンのような名前だが、おでんが名物のれっきとした銘酒居酒屋である。

店は4段くらい降りたところが入口。中に入ると丸いカウンターで今日は冷蔵庫の前の一等席に座る。


まずはビールで乾杯。お通しは柿の胡麻味噌和えとキノコのすり流し。柿はあまり好まないが、柔らかく胡麻味噌がしっかり料理にしている。キノコのすり流しも味わい深く、寒い日にはホッとさせてくれる。


刺身はブリを注文、腹に近い脂ののったあたりは炙りで出てくる。この時期はマグロトロを上回る旨さである。合わせたのは写楽(福島県)の純米酒。純米酒のしっかり感が脂ののったブリにはよく合う。


次に『鯵の南蛮漬け』、一転サッバリして頭から食べられる。早くも二杯目、風の森(奈良県)に移る。

ここで本命のおでんが登場。盛り合わせには卵、ダイコン、しらたき、さつま揚げ、つみれが入り、おぼろ昆布が載せてある。添えられたのは辛子でなく、辛子味噌。関西風の柔らかい味の出汁がなかなか、中に吸い口で入れた柚子が香る。特におでんはやはり大根が好みである。

次いで酒は十九(長野県)に移るが、しっかりしていてそれでいてよく香りがたつ。味わいながらおでんをお代わり、がんも・鳥つくね・厚揚げを食べるが、あっさりしながら美味い。


酒は作(三重県)に移るが、つまみは牡蠣の揚げ出し海苔ソース。牡蠣が海苔のソースによく合い、さらに作がこれを受け止める。いや、秋の味である。そろそろ、寒くなるこの季節にゆったりするにはなかなか良い店である。その上、小生は一本で帰れるし。



mocchi(もっち)
渋谷区神泉町2ー9シャルム神泉b1
0334610767