ラストの日に

実習生の実習生活は今日で終了。
早い話、今日で仕事は終わり。
だから、今日彼と目一杯仕事をしたい。
でも、今朝の霜にやる気にならない僕である。
とりあえず実習生に8時30分仕事開始とLINE的なアプリで連絡。
いつもより30分遅い開始だが、最近彼は8時に来たためしなし。
それなのに今日はやけに8時前から何度もスマホに連絡が来ている。
畑の写真と文字で鹿と書いてある。
写真には鹿の姿は写ってないが、鹿でも畑にいるってことかな？って思って、8時前に写真の畑に行ってみる。
実習生は立っていた。
いつも8時に仕事来たこと無いのに、何で今日は畑にいる？
それもこの畑じゃ仕事しないぞ。
実習生は｢鹿、鹿｣と指を指す。
あの横たわっている物体が鹿？
死んでるの？
どうやら、家の畑の鹿よけネットに鹿の角が引っ掛かり絡まり、動けないようだ。
やりました。
一頭仕止めたって感じ。
そんなことに一時間。
出遅れた。
そこに近所のお婆さんがやって来て｢今から畑耕してくれるかい？｣
｢無理です｣と冷たくあしらう。
そんな急に｢今から｣って。
それに上にも書いたが、今日実習生と最後の仕事やらなければなのよ。

青年でもないのに、青年部長をやっている。
老人でもないが、地区の老人会の買い出しに午後。
もう、今日実習生がいる内にやらなきゃいけないこと、たくさんあるのに、またも午後出遅れだ。

夕方ひとりぼっちでセロリ収穫。