紅差し指(べにさしゆび)
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母親をまねて
口じゅう真っ赤にしたきみ
そんなきみも
まだ幼さが残っているけれど
その真剣な眼差しは
時々見せる大人の女性
化粧のたびに消えてゆく幼さ
うれしいようなさびしいような
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薬指の魅力
紅差し指(べにさしゆび)
口紅を薬指にとり
唇にそっとつける・・・
ハッとするほど、色っぽい仕草です
昔は薬指のことを
紅差し指とも呼んだのですが
薬指で紅をつける習慣がなくなって
現在は死語になった感があります
とりたてて使われることのない指なので
清潔であることから
薬を塗るのに使われたそうです
そこから「薬指」と呼ばれるようになったそうです
ほかに
「無名指(名無し指)」という呼び方もあります
存在感が薄く
思うように動かしづらい指ですが
子どもたちからは
「おねえさんゆび」とよばれ
親しまれました
そして
エンゲージリングをはめるための
取って置きの指でもあります
不思議な魅力を持った指ですね
母たちは指でつけてたかな???
私たちが化粧をするようになったときは便利な
今のスティックのものになって
あまり薬指は使われないですよね
昔のほうが風情があったと思いますね
あまり見かけなかった・・時に花街の芸者さんなどが~(笑)
一般的には・・スティックに変わってしまって見かけませんね
でも確かに・・風情のあるものがかなりの勢いで消えてゆきますね
さびしいけれど・・これも時代が~~仕方のないことかも(笑)