風待月(かぜまちづき)
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しーんと静まり返った
木々の生い茂った森の中から
風に乗って
何かの歌う歌が聞こえる
もしかしたら
それは私の命の歌かもしれない
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ささやかな風を感じて・・
風待月(かぜまちづき)
六月の異名といえば「水無月(みなづき)」ですが
語源は諸説あります
旧暦の六月は夏の盛り
水も枯れ尽きるという意味で水無月
田に水を引く月なので
水の月という意味で「水な月」(無は当て字)
農作業をみんなでやり尽くした「皆し尽き」から
雷が多いことから
「かみなり月」が「みなづき」に変化など
異称も多くて
涼暮月(すずくれづき)、蝉羽月(せみのはづき)、
鳴神月(なるかみづき)、松風月(まつかぜづき)
夏越月(なごしのつき)、葵月(あおいづき)
常夏月(とこなつづき)そして風待月
どれも美しい呼び名ばかりですね
蒸し暑い日が続くと
風を恋しく待ち
ほんのささやかな風にも
喜びを感じることが出来ます
人々が
さまざまな名前で呼んだこの月は
それだけ
心が敏感になっている
素敵な証かもしれませんね
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