その日その時 写真で見る歳時記

気ままに写した写真に気ままな言葉たちの集まり

風待月(かぜまちづき)

2007年06月05日 | Weblog

風待月(かぜまちづき)

***

しーんと静まり返った

木々の生い茂った森の中から

風に乗って

何かの歌う歌が聞こえる

もしかしたら

それは私の命の歌かもしれない

***

 

ささやかな風を感じて・・

風待月(かぜまちづき)

六月の異名といえば「水無月(みなづき)」ですが

語源は諸説あります

旧暦の六月は夏の盛り

水も枯れ尽きるという意味で水無月

田に水を引く月なので

水の月という意味で「水な月」(無は当て字)

農作業をみんなでやり尽くした「皆し尽き」から

雷が多いことから

「かみなり月」が「みなづき」に変化など

異称も多くて

涼暮月(すずくれづき)、蝉羽月(せみのはづき)、

鳴神月(なるかみづき)、松風月(まつかぜづき)

夏越月(なごしのつき)、葵月(あおいづき)

常夏月(とこなつづき)そして風待月

どれも美しい呼び名ばかりですね

蒸し暑い日が続くと

風を恋しく待ち

ほんのささやかな風にも

喜びを感じることが出来ます

人々が

さまざまな名前で呼んだこの月は

それだけ

心が敏感になっている

素敵な証かもしれませんね

 

 


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