その日その時 写真で見る歳時記

気ままに写した写真に気ままな言葉たちの集まり

つくつくぼうし

2007年08月29日 | Weblog

蛁蟟(つくつくぼうし)

***

蝉取りが好きなきみは

もう少しで手の届くところの

蝉に向かって

もう少しでつかまえられるのに・・

つくつくおしい~と

まるで漫才・・

駄洒落が本当にうまくなった

・・・

***

 

心の翻訳家

蛁蟟(つくつくぼうし)

つくつくぼうしと思い込んで聞くと

そうとしか聞こえない

でも 昔の人は

さまざまな聞き方をしたようです

旅の途中

病気でなくなった筑紫の人の魂が

蝉になって

「筑紫恋しい、筑紫恋しい」と鳴く

という伝説もあります

「美し、佳し」と聞いた人

「つくづく惜し」と聞いた人

「つくづく憂し(つらい)」と聞いた人

蛁蟟(つくつくぼうし)だけではありません

ミンミンゼミは

「見う見う(会いたい会いたい)」と鳴き

クマゼミは

「然か然か(しかしか)」(そうだそうだ)と

鳴いたそうです

今では音を写し取るだけの鳴き声も

昔は言葉として聞いたのですね

自然と会話する中で

自分を見つめなおしていたのかもしれませんね

蛁蟟の鳴き声

あなたはどのように聞こえますか?

 

 

 

 

 

 


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2 コメント

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Unknown (アリーヌ)
2007-08-29 23:09:03
蝉の声も聞く人の心のありようでいかようにも
聞こえますね。私はミンミンゼミの声を聞くたびに
なんだか切なくなります。ミーンなミーンな
生きているぞ~と叫んでいるように聞こえるのかも?

こちらは蝉の声に変わり秋の虫の声で賑やかです。
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アリーヌさん・・ (ぱふぱふ)
2007-08-30 09:48:55
言葉は・・いつも心に直結しています。
だから・・同じミンミンゼミでも~~
気持ちが高ぶっているときと下がっているときでは
同じに聞こえませんよね・・またその逆もあって~
それだけ自然には人の心に
影響を与えるものなんですね。
こちらでも・・虫の音が一段と大きくなってきました。
コメントいつも有難うございます。
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