その日その時 写真で見る歳時記

気ままに写した写真に気ままな言葉たちの集まり

鶏頭

2011年10月31日 | Weblog

 

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鶏頭

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日本に渡来した時期は不明ですが

万葉の時代にはすでに花の汁が「からあゐ」として

染織に用いられていたそうです

江戸時代には食用にもされ

貝原益軒「菜譜」にはおひたしにして食べると

ヒユ(莧、野菜)よりもうまいが和え物としては

ヒユに劣るという意味のことが書かれているそうです

また 宮崎安貞「農業全書」では

ヒユよりも味が良いとされているそうです

また花茎と花穂は薬用に用いられたそうです

歳時記では鶏頭を

扇鶏頭、箒鶏頭、槍鶏頭、房鶏頭

ちゃぼ鶏頭、紐鶏頭、韓藍の花として種類に応じて

形が多様なために使い分けています

 

「ぽつぽつと痩せけいとうも月夜也」 一茶

「鶏頭に秋の日のいろきまりけり」 久保田万太郎

「鶏頭をはなれたる目の行方なし」 加藤楸邨

 

 

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14 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (miya)
2011-10-31 09:55:56
ケイトウは鶏頭と書くのですよね。
子供の頃は知らなかったので
毛糸みたいだからケイトという花だと思っていました。
それがあるときニワトリの頭だと知って
かなりのショックを受けたことがありました(笑)
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Unknown (「せ」)
2011-10-31 12:14:49

ケイトウって
こけこっこのことなんだ (。・_・。)ノ

シランノカ ((((((((#"--)ノ☆(*ノ_ _)ノ シランカッタ
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Unknown (ぼてりん)
2011-10-31 13:49:06
いろんな系統があるんですね。
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Unknown (りえ)
2011-10-31 17:23:15
ケイトウの花 まだ咲いてますね!
長いですよね。
これが食べられるものとは知りませんでした!

へぇ~~~おひたしが美味しいんですね^^

家にはオレンジ色のケイトウがありました。
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Unknown (otome)
2011-10-31 21:59:05
まるで炎のようですね~
鶏のトサカにそっくりといつも思いますが
最近は色々な形や色がありますね。
食用にできるとは知らなかったです。
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Unknown (MONA)
2011-10-31 22:24:22
色彩が乏しくなった季節に、鶏頭の花はひときわ目を惹きますね。
おひたしにするといいとは初めて知りました。
ちょっと勇気がいります・・・

滴を纏ったスギナ、素敵です。
まだ暖かい日が続いているので、雨が冷たく感じませんね。
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Unknown (バジリコ)
2011-11-01 07:58:59
2枚目のケイトウは踊っているようですね^^
食用になるとは知りませんでした@@
すごく美味しい♪ というものではなさそうですね(笑)
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miyaさん・・・ (ぱふぱふ)
2011-11-01 08:27:06
>毛糸みたいだからケイトという花だと思っていました

そうそう~私も子供のころは同じでした
鶏の頭っていう字に驚きましたが~
なるほどトサカに似てるかもって納得でしたね
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「せ」さん・・・ (ぱふぱふ)
2011-11-01 08:27:45
意外と・・知らない方
多いから大丈夫です(爆)
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ぼてりんさん・・・ (ぱふぱふ)
2011-11-01 08:28:42
そうそう~~鶏頭も
いろんな系統があるようです(笑)
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