その日その時 写真で見る歳時記

気ままに写した写真に気ままな言葉たちの集まり

空蝉(うつせみ)

2007年07月20日 | Weblog

空蝉(うつせみ)

***

非通知の着信を

あなただと

直感して 思い知る

いまでも忘れられずにいるのは

あなたではなく

わたしの方だと

・・・

・・・

***

蝉が脱皮した後の抜け殻

空蝉(うつせみ)の語源は

「神」に対する

「うつそみ=現世の人」という意味ですが

平安時代から「蝉の抜け殻」の

意になったそうです

「源氏物語」でも

「空蝉」は

蝉の抜け殻のように

衣を脱ぎおいて

源氏の求愛から逃れています

和歌では「空蝉の」は

「世」「人」「身」にかかる枕詞(まくらことば)として

はかなさや無常を詠むときに使われます

俳句では

夏のはかない景物として

「蝉の殻」「蝉のもぬけ」といった

言い方をされます

芭蕉は

「梢(こずえ)よりあだに落ちけり蝉のから」

蕪村は

「わくら葉にとりついて蝉のもぬけかな」という

句を残しています

 

 

 

 


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