その日その時 写真で見る歳時記

気ままに写した写真に気ままな言葉たちの集まり

末摘花(すえつむはな)

2007年07月18日 | Weblog

末摘花(すえつむはな)

***

わけもなく 流れる涙が

教えてくれることがある

たとえば

それは

こんなに

あなたを 好きだということ

・・・

 

***

棘のない紅花

末摘花(すえつむはな)

紅花(べにばな)のことです

今でも、良質の油が取れることで有名です

この花からとれる紅の色は

口紅や衣装の染料として使われます

花は 黄色からだんだん赤味を帯びてゆきます

染料にするには

咲き始めの花を

外側からこまめに摘む必要があることから

末摘花(すえつむはな)と

呼ばれるようになりました

紅花には

棘があり 摘むのは大変なのだそうです

「源氏物語」にも 

末摘花という名の姫が登場します

彼女は

鼻の赤い、あまり美しくない姫として

描かれていますが

本物の末摘花と違って

棘がありませんでした

光源氏は

がっかりしながらも

結局

彼女を引き取り

最後まで面倒を見ています

落ちぶれた皇族として

貧しい暮らしを余儀なくされながらも

真っ直ぐな心を失わなかった彼女

やはり

幸せをつかむことが出来たようです

 

 

 


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2 コメント

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末摘花 (ねこ)
2007-07-20 00:01:34
源氏物語に出てきた姫おぼえてます
醜い顔の姫・・・紅花のことなんですね
初めて知りました
美しさだけを求めて整形する人がいますが
心が美しくなければ無駄な努力だと思います
まずは心を磨いてほしいと思います
返信する
ねこさん・・ (ぱふぱふ)
2007-07-20 13:06:27
源氏物語は読んだり、絵としてみたりしても
なかなかそこに出てくる名前に該当するものって
ぴんと来ないことが多いですよね~(笑)
でもそれがわかったときって・・意外な感じがするでしょう
そうすると不思議な感じで・・新しい人物像が出来る?
源氏物語の奥が深い所以かも?
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