玉章(たまずさ)
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突然のきみからの手紙
いつもメールなのに
今朝もメールで
おはよう~っ!したのに
何かあったのかと・・
おもむろに文面に目を通す
文面からは緊張感は漂ってこない
でもすごく気になる
携帯電話を掛けてみる
電話先で~
「どうしたの?」
「だって、手紙が来たから~」
くすっと笑う声が聞こえた
その後に少し怒った感じで
私が手紙書くとへんかしら?
ちょっと季節の挨拶してみたかったの・・
何事もなく・・
本当に何事もなく
よかった~~~~あ(笑)
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玉章(たまずさ)
もとは玉梓(たまあずさ)といいました
手紙を携えた使者が梓の杖を持っていたことから
使者をさす言葉になり
やがて
相手からの手紙を敬って
口にするときにも
こういう言い方をするようになったということです
やがて「たまずさ」となり
漢字も「玉章」をあてるようになりました
梓の木は
木目が細かいので
中国では版木に用いたそうです
「梓にちりばめる」といえば
出版するという意味になります
上梓という言葉も同じ由来です
ちなみに日本では
版木は桜の木を使ったそうですが
上桜とは言いませんね(笑)
最近は手紙を書くことが少なくなり
一文字一文字に心をこめることが
できるということが手紙のよさです
話し言葉ではなく
改まった言葉だからこそ
伝えられるものがあると思うのです
写真の花は梓の花です
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