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時つ鳥(ときつどり)
***
あなたが泣けば
遠くにいてもあなたとわかる
あなたのすべてが私の命
「ないてちをはくほととぎす」
ではないけれど
血を吐く思いを何度も越えて
あなたと生きてきました
あなたの成長が私の命
***
時つ鳥(ときつどり)
初夏を代表する鳥
ほととぎすの異称で時の鳥という意味
昔の人にとっては
田植えの時期を知らせる鳥でした
時鳥、子規、、霍公鳥、不如帰、杜鵑、郭公
どれもほととぎすの当て字で
昔はほととぎすと郭公(カッコウ)は混同されていたそうです
鳴いて血を吐く・・
これは大きな口をあけて、真っ赤な口の奥まで見せ
昼も夜も鳴き続けるのを見てだそうです
いまの時代に
必死で時つ鳥が
告げようとしているのは何でしょう?
またほととぎすの初音の事を
「忍び音(しのびね)」といいます
もともとは声を殺して泣く事をいいますが
夏の初めに「テッペンカケタカ・・」
と鳴くといわれているほととぎす
名前の由来は鳴き声から付いたといわれますが
ほととぎすと思って聞くと
「ホ・ト・ト・ギ・ス」と聞こえる気がします
山の彼方からかすかに聞こえる
ささやかな声
きっと
うれしい忍び音かも
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