その日その時 写真で見る歳時記

気ままに写した写真に気ままな言葉たちの集まり

下萌(したもえ)

2013年02月20日 | Weblog

 

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下萌

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すべてが枯れ色に染まった冬が行き

早春のころに、地面から草の芽などが萌えいずることをいいます

まるで枯れ草を押しわけて、雪国では残雪の中から

僅かながら新芽が顔を出し

日の光をすこしでも沢山浴びようとしているような

その生命力あふれる瑞々しい芽吹きは春の到来を感じさせます

萌え出た草が青々することを「草青む」といいます

冬に枯れてしまった草が

春になりよみがえることを「若返る草」といいます

古くから和歌にも詠まれ「したもえ」の語感から

恋歌に発展させ、人知れず恋焦がれる

「下燃え」という意味を持たせた歌などもあります

「くるしさや恋の下萌ほの緑」 正岡子規

「下萌や石をうごかすはかりごと」 高浜虚子

 

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14 コメント

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Unknown (「せ」)
2013-02-20 13:49:03
3枚目の

いいすね (。・_・。)ノ♪
Unknown (チビ太)
2013-02-20 15:38:44
寒い日が続いていましたが 草木は確実に春の気配を感じているようですね。

か細いけれど スーッとまるで白鳥の首のようで
春を待ちわびていたような感じがしますね。
Unknown (otome)
2013-02-20 19:14:22
人知れず恋焦がれる・・・
その表現をコケが青々と萌え始める様子で歌を詠んでるんですね~凄いなぁ・・
若返る草も良いですね~
だいぶ若返りが見えてますよ。
それに畦がピンクに染まって来ました。
Unknown (りえ)
2013-02-20 20:36:22
まるで もやしのようなコケ。
otomeさんも撮られてましたね。
どうしたらこのように大きく撮れますか?
みなさん上手い!!!
Unknown (和さん)
2013-02-20 21:59:40
コケの胞子が若々しいですね。
晩秋から初春にかけて胞子嚢を伸ばし、
胞子を撒いているんですね。
冬はコケ類の繁殖期ですね。
Unknown (あた子)
2013-02-20 22:14:09
 苔? 美しいですね。
 そういえばうちの庭の苔も青々としていました。 孫が片っ端から引きはがしていましたが(笑) 冬場の緑って、春を予感させていいですね。
↓ オオイヌノフグリ・・・ホシノヒトミに大賛成です。
Unknown (バジリコ)
2013-02-20 23:06:30
小さな世界に目を向けてみると、いろんな発見がありますね。
ぱふぱふさんの広くて深い視点を感じます^^
「せ」さん・・・ (ぱふぱふ)
2013-02-21 14:20:06
この日は曇りで少し太陽光が少なくて
やや物足らないので又機会見つけて・・です
チビ太さん・・・ (ぱふぱふ)
2013-02-21 14:21:33
ご無沙汰しています・・
お変わりなさそうで安心しました

>寒い日が続いていましたが 草木は確実に春の気配を感じているようですね

季節は滞ることなくやってきますね
otomeさん・・・ (ぱふぱふ)
2013-02-21 14:23:26
人間の本能と・・自然のくりかえすエネルギーと
日本人の豊かな情感が・・自然を通して
表現される・・美しいですね

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