雲の峰
***
綿飴みたいな 入道雲が
ぐんぐん高く ふくらんでゆく
迷わずに わたしも
夢へと手を伸ばそう
かがめた体を
大きく伸ばす要領で・・
~~~~
***
山の峰のように沸き立つ雲
雲の峰
梅雨明けの夏空に沸き立つ入道雲
変幻自在に高さを競います
まるで 山の峰のように見えるので
「雲の峰」と表現しました
入道雲を最初に峰にたとえたのは
古代中国の詩人陶淵明(とうえんめい)で
「夏雲奇峰多し」とうたいました
入道雲(積乱雲)は
いかにも勇壮で
男性的に見えるため
日本では太郎の名を冠して
呼ぶことが多い
関東では「坂東太郎」
大阪では「丹波太郎」
九州では「比古太郎」と呼ばれています
雲の山の峰にたとえるのは
眺めて感興尽きない
大いなる自然への畏敬の賛美が
こめられているからでしょうね
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます