***
小切手
***
大人の童話 第6回
独身の頃
旅先である人に出会った
お互いに住所を交換して
手紙を書く約束をした
旅行から戻っても
その人のことを忘れたことはなかった
でも・・手紙を書かなかった
向こうから先に来るだろうと思ったのと
仕事でついつい書きそびれていた
結局手紙は来なかった
旅の思い出が薄れてきても
その人のことはよく覚えていた
紙切れに書かれた住所と名前を見て
今日こそは手紙を書こうと
しかし急な用事などでまたまた書けなかった
あの人はもう
僕のことを忘れているだろうな
時間が過ぎるほど不安が募りはじめた
色々考えた末に
二人で民芸店で買った
子供銀行のお金セットの中に
小切手帳(メモ帳になってる)があった
その額面のところに
遅れた分の延滞金として
「遅くなってごめんと・・」
気持ちをこめて書いて送った
数日して返信の手紙が来た
開封してみると
領収書と小さなハートを一つ書いた
メモが入っていた
「おつりです」と・・添え書きされて
その後は季節のたびに
メール交換が続いている
それ以来なぜか心が落ち着くようになった
旅の思い出
***
子供のおもちゃが意外な仲介役
2月の旬な写真?
もうひとつの別ブログに・・・
FocusTime5
(画面隅のブックマークから行けます)
よろしければ
時を経ても互いに忘れてなくて、つながっていたい気持ちを持ち続けているってすばらしいことですね。もしかしたら一方通行かもしれないと、そういう恐れから一歩踏み出せないことが多いものです。
↓ 紅梅、美しいです。
大人の童話 第6話・・・・
で終ってほしい。。。かな・・・
何よりいいな・・・心の暖かさが感じられますね~~
人見知りの私にはできないことです。
誠実さが素敵です^^
子供銀行の小切手も粋な仲介役ですね^^
もらわれた あの人もきっと満面の笑みになったでしょう。
そんなことを想像しながら待つ時間も楽しいですね^^
あの人からのハートのおつりも気が利いていて
愉快ですね^^
旅先の出会いから やがて友情になったら素敵ですよね。
ぅふふ~~~ロマンがあって良いわw~~~(^^♪
ハートのおつりが、素敵ですね。♪♪
なかなか気の利いた女性です。
手紙が来るのを今か今かと待っていたのかもしれませんよ。
奥ゆかしい女性だから、自分からは書かなかったのでしょうね~。
どこかで約束したことを
守ろうとする心があって
お互いが繋がっていたんでしょうね
えぇえ?どういこと?
このまま続かない方がよいってこと(笑)
思い出で終わった方がいいってことかな?
偶然話す機会が必ずと言っていいほど
ありませんか・・あるいはどうしても
話さなければならないときなども・・
道を聞いたり、あるいは逆に訪ねられたり
そして知らない同士が偶然同じホテルだったりとか
そこで話が進んでゆくんですね・・
よくあるんですよ