その日その時 写真で見る歳時記

気ままに写した写真に気ままな言葉たちの集まり

乙粋(おついき)

2007年06月14日 | Weblog

乙粋(おついき)

***

きみが いつもきまって

1オクターブ低い声で

わたしを呼ぶときは 

わたしが何かを忘れているときなのだ

頭の中で 無意識に問題を探してる

見つからないけれど

残念ながら 忘れ物があるのです

きみは 本当にえらい

わたしは ただただ~ 感謝です

***

 

乙の魅力

乙粋(おついき)とは

洗練されていて

渋みのある色気が感じられることを言います

ちょっとやそっとでは出せない

ある意味

最高級のほめ言葉です

この場合の「乙」は

「甲乙つけがたい」の乙です

こう書くと

甲より劣っている場合に使うから

乙は・・・?と思うでしょう

ところが

邦楽では

高い音を甲(かん)

甲よりも1オクターブ低い音を

乙と呼びます

人々は

乙の音のほうが

渋くて、味わいのある音だと思ったのでしょうね

甲のほうは

甲高い(かんだかい)声などと使われ

好感度は乙よりも低いようです

あるところでは

劣っているとされる言葉も

別の場面では

最高級のほめ言葉になるのです

 


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
 ()
2007-06-14 21:46:43
毎日ふんふんなるほどと楽しんでいます。
粋とか洒落とか、乙だねーとか云いますね。
渋みから出てきた言葉ですね。
乙に構えているとか
自然に口にしていました、
私たちが年を重ねるうちに自然に身につく言葉も
有りますが、こちらでとてもいい事柄を
教えていただいています。
返信する
玲さん・・ (ぱふぱふ)
2007-06-15 09:43:42
乙だねー、乙に構えている・・そうでしたね・・
最近物忘れというか思い出すことに時間がかかって・・(笑)

人の話言葉には・・風土や人情が重なりあって・・
培ってきたものですから・・大切にしたいですね。

時として言葉も変わってゆきますが、残したいことが多い
特に残したい言葉ほど失われてゆくように思えます(笑)

いつも読んでいただき・・有難うございます。
返信する

コメントを投稿