乙粋(おついき)
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きみが いつもきまって
1オクターブ低い声で
わたしを呼ぶときは
わたしが何かを忘れているときなのだ
頭の中で 無意識に問題を探してる
見つからないけれど
残念ながら 忘れ物があるのです
きみは 本当にえらい
わたしは ただただ~ 感謝です
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乙の魅力
乙粋(おついき)とは
洗練されていて
渋みのある色気が感じられることを言います
ちょっとやそっとでは出せない
ある意味
最高級のほめ言葉です
この場合の「乙」は
「甲乙つけがたい」の乙です
こう書くと
甲より劣っている場合に使うから
乙は・・・?と思うでしょう
ところが
邦楽では
高い音を甲(かん)
甲よりも1オクターブ低い音を
乙と呼びます
人々は
乙の音のほうが
渋くて、味わいのある音だと思ったのでしょうね
甲のほうは
甲高い(かんだかい)声などと使われ
好感度は乙よりも低いようです
あるところでは
劣っているとされる言葉も
別の場面では
最高級のほめ言葉になるのです
最近物忘れというか思い出すことに時間がかかって・・(笑)
人の話言葉には・・風土や人情が重なりあって・・
培ってきたものですから・・大切にしたいですね。
時として言葉も変わってゆきますが、残したいことが多い
特に残したい言葉ほど失われてゆくように思えます(笑)
いつも読んでいただき・・有難うございます。
粋とか洒落とか、乙だねーとか云いますね。
渋みから出てきた言葉ですね。
乙に構えているとか
自然に口にしていました、
私たちが年を重ねるうちに自然に身につく言葉も
有りますが、こちらでとてもいい事柄を
教えていただいています。