緑陰(りょくいん)
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天地をごろんとさかさまにして
背中に地面をしょってみたら
葉っぱの間からぽっかりと
青い穴があいていた
あれを抜けたら
光の国に行けるかな
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風がそよぎ憩いの場となる木蔭
緑陰(りょくいん)
同じ木蔭でも
前にアップした「青葉影」が
暗さに焦点を当てているのに対して
「緑蔭」は
周りの明るさの中で緑を強調して
葉のそよぎや
木漏れ日の光りの
揺らめきまで感じさせる言葉です
そこには
憩い、涼しさ、安らぎのイメージがあり
情景も語感も明るいのが特徴ですね
また
「翠蔭(すいいん)」という言葉も同じように用います
涼風のそよぐ木蔭のベンチに
腰を下ろし、語らったり、本を読んだり
お弁当なども食べるといいね
そんな爽やかな光景を思い起こさせます
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