***
冬めく
***
「ひとりより二人がいいね冬めいた」
「僕は 愛してる」
そんな少女小説みたいな言葉を
言わせたいばかりに
世の女性は術策を弄してばかりいます
何度聞いても
いい言葉だから
仕方がないとおっしゃる
***
漫ろ歌(そぞろうた)
気分のいい時に 自然と歌が口をついて出てきます
そんなとりとめのない歌のことを言います
「漫ろ」は「すずろ」の変化したものだそうです
思い離れて何かしてしまう
原因や理由もよくわからないまま進んでゆく
そんな状態を表す言葉
「気も漫ろ」のように
そわそわ落ち着かない様子のときにも使いますが
むしいきにやってしまうことを指すことが多いそうです
この漫ろには・・他にも
漫ろ言・・取り留めもないことを言う
漫ろ笑み・・何となくほほ笑むこと
漫ろ神・・理由もなく人の心を誘惑する神様のこと
松尾芭蕉もこの漫ろ神に誘われて
奥の細道の旅に出たと書いている
そういえば思い当たること
皆様もありませんか・・
資料は山下景子さん著「美人の日本語」から
ぱふぱふの
11月の旬な写真だけの
別ブログ・・・FocusTime5
今日の写真は・・ドンベア・バージェッシアエ
(画面隅のブックマークから行けます)