遙かなる高き峰々より吹く風に応えて

その風は、ぼくに呼びかけてくる・・・。

小さな灯火でいいじゃないか・・・

2009年10月22日 | 本心・・・真の願いを生きる・・・
 今日一日、会社法と経理的な仕事の世界に関わっていた。この方が一日の仕事が単調にならなくていいかもしれない。

 うちの奥さんと爺・婆の話をしていたのだけれど、うちの奥さん曰く、三野の家族は、お互いに無関心、無関係で、全く冷たい家庭だと思っていたそうだ。しかし、ようやっとわかってきたらしく、何かあったら、家族でも他人でも、最後の最後まで面倒をみる、世話をする家だということを。(実は、僕も最近わかってきたのだが・・・)

 僕の肉体先祖には平安時代の関白の藤原道長の姉だか妹がいて、彼女は父である藤原兼家から手鏡をもらっている。その手鏡は今でも「健在」だ。そんな裕福で恵まれた環境にあった彼女だが、魂の願いとしては庶民のなかで平々凡々と暮らしたかったようだ。
 しかし、その後の子孫はかなり厳しい状況のなかで生きざるをえなかったらしい。あるとき、僕が禅定していると、数十人の鎧を身に着けた武将があらわれた。よく見ると、顔がなかったり、腕や足がなかったり、目玉がくりぬかれていたりと壮絶な姿だったのだが、それ以上に感じたのは、苦しみ恨み以上に平安な世界、人が人を助ける世界を希求する想いだった・・・。

 最近は山の単独行が禁止されているのだが、これは本当に行きたいのである。それは、禅定を深く深くするなかで、世界と共に呼吸すること、大自然と対話すること、そして、もう一人の自分との対話が目的なのである。でも、これから冬に向かうなかで、寒さはさすがに耐えられないなぁ~。来年の春まで待とう。