遙かなる高き峰々より吹く風に応えて

その風は、ぼくに呼びかけてくる・・・。

10年たったら・・・

2008年03月07日 | 暇つぶし~
 3月に入って会社では急速に決算関係の仕事が増えてきた。まずは会社の営業概況・・・。せいぜい、A4のワープロ2枚程度の文章なのだが、2~3日かけて自らの文章力のなさをいつも痛感しながら書いていく。やっとできたな、と想っても管理本部長と社長の推敲により、原文に大きな修正がもたらされて完成となる。
 今年は今日まず第一稿ができた。文章が大幅に増えて2枚半となってしまつた。
しかし、それほどの修正がなくとりあえず締め切りには間に合った。これからは経理部からくる数字の山に向かいあわなければならない。
 ぼくも会計の仕事をやってきたせいもあり、企業の貸借対照表と損益計算書を見れば、おおよそその企業の中味を想像はできる。たった一つの勘定科目から側面を切り取ることもできる。札束を数えるのは大の苦手だけど、数字を見るのならそれなりに理解はできる。
 それにしても、最近は四半期開示だとかこまごまとした処理が本当に多くなってきた。しかし、意外にも、その企業の中味を把握するための具体的な内容については、省略するケースが目立ってきた。いくら企業情報の公開・開示とはいっても、実態はそうはなっていないのではないか、というのが僕の感想である。つまり、形式的な開示情報のみが一人歩きしている。企業の本当の姿を知るための情報は知らされていない。

 しかし、一方で平成10年の法人税法の改正(?)以来、税法においても、企業会計の退職給付会計、減損会計の導入その他たくさん(~_~;)・・・会計制度の「変革」という名のもとに、企業の蓄積された「利益」は絞るに絞りとられてきた。アメリカの「グローバル」な資本の論理は、だが、あと十年もたったときに、どう評価されるだろうか・・・。
 そのころ、もう大国だとは誰も思いもしないアメリカ。破綻の前のいっときの煌きのように輝いたアメリカと評されるのではないか?現在のアメリカは、あまりにも過大評価されている、と聞いてはいるが、どうなのだろう・・・。