クリケガニ [ トゲクリガニ ] - Telmessus cheiragonus -
本日の食卓は、蟹 ~ 。クリガニ とか クリ毛蟹 と呼ばれる蟹です。
クリガニ科の種類なので、本来なら、一族の長といえる種類なんだけど、
このクリガニ科には、毛蟹 [ケガニ] というスーパースターがいるので、一族の長でありながら存在感はややマイナーです。。
その毛蟹とは同科だけに良く似ています。
違いは、毛蟹の甲羅は丸っぽく、クリガニは五角形のようなカタチで、毛蟹に比べて、ひとまわり小さいのも特徴です。
クリガニと呼ばれる蟹には二種類があって、青森で水揚げが多いのが [ トゲクリガニ ]
主にオホーツク海で水揚げされるのが [ クリガニ ] と言う事です。
少しヲタクな話しだけど、甲羅のアタマの部分のトゲの大きさが揃っていれば [ クリガニ ] で、
内側の二つの棘が比較的小さければ [ トゲクリガニ ] と言われてます。
今回のは、青森産である事もあり [ トゲクリガニ ] だと思います。棘の大小に関しては、わたしには確信が持てませんでした。。
うちの近辺だと流通するのは青森産ばかりで、北海道の物は殆ど見かけませんね。
流通は多くは無いけど、少なくもないという微妙な感じです。
クリガニは、ボイルされた物が冷凍にされ流通が多く、その場合は1パイ150~250円くらいとリーズナブルです。
今回のは、生きている状態で、この活け物は300~450円くらいが相場でしょうか。
いずれにしても小柄と言う事もあるけど、毛蟹よりも少々安いですね。
ウチ●さん がアップした蟹雑炊を見てから蟹雑炊が食べたくて仕方なかったの。
今回、おあつらえ向きなのが入手できたのですが、月末の仕事が炎上している時だったので、
残念ながら時間が無くて、単純に蒸焼きにして味わう事にしました。
クリガニに限らず蟹を蒸したり茹でたりする場合のポイントは2点ね。
はるさん も最近書いてましたが、甲羅を下、お腹を上に向けて蒸したり、茹でるのがベストです。
仰向けに寝かせる方が、蟹味噌が安定して、外に流れ出す事が少ないから、とされてます。
そして蟹は、トカゲのように危機を感じると自ら足を切り離して逃げるという性質があるので、
生きた状態で蒸したり茹でる時は、糸で外れない様に縛って茹でるのが良いとされています。
もっとも、食べる時は足を外すので、バラバラになっても構わないと言う考え方もあるけど、
お皿に盛った時、足が外れていると恰好が悪いですから縛るべきでしょうね。
集めた蟹肉と味噌は、これだけ・・・・・・・、ではなくて、実際はこの3倍くらいはありました。
蟹肉を集めている時に、摘まみ喰いをした食いしん坊がいたという事なんですよね。。 それは・・・・、、わたしです。(笑)
だって、我慢出来なかったんですものぉ。。
一般的な評価としては、蟹肉の美味しさに関しては、毛蟹とクリガニは大差ないとされています。
ただし、蟹味噌に関しては、毛蟹の方が美味とされています。
実際のわたしの感想ですが、どちらが美味しいか 「 よく分らない 」 というのが本音です。
二種類を並べて食べ比べれば違いは分かるのかもしれないけど、毛蟹は、年間数ハイ食べる程度なので.....。
沢山食べ慣れている人や、産地の人で食べ比べなどした事のある人でないと、その差は分らないのではないかと思います。
今回のクリガニは、とても美味しかったです。
味噌も濃厚で、わたしは充分堪能できました。
蟹雑炊を味わえなかったのは残念だったけど、次回に期待しましょう !
(注) 今回の写真は、蒸し上がった状態で撮影したものです。生きている時は、コゲ茶色をしています。
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