鏡面界 - 魚食系女子の気まぐれ雑記帖

お魚料理を中心に、呑気にまったり、寄り道・迷い道の日々。。

ウスバハギ (薄葉剥)のお刺身

2013年09月22日 | お刺身


ウスバハギ ( 薄葉剥、薄刃剥 )
- Aluterus monoceros( Linnaeus,1758 )-


今日のお魚は、ウスバハギ
ハギの仲間の中では最も大型に育つタイプで、我が家近辺でも、時々入荷があります。

カワハギ、ウマヅラハギに次ぐ第三の存在と言って良いですね。
各地で色々な呼び名があるようで、団扇ハギ、白ウマヅラ、平ハゲなんてのがあるようです。

一般的評価は、味覚も、価格も カワハギ > ウマズラハギ > ウスバハギ という順列が普通です。





今回の個体は、1.22キロのまずまずのサイズながら、ウスバハギとしては中型くらいでしょうか。
アタマの一本角は出荷の時に切り取られたようで、一緒に入荷した数尾全てアンテナは欠落してました。

カワハギ、ウマヅラと同様に、硬い外皮を装備しいてるので、口元に切り込みを入れて、手で尾っぽの先までバリバリ皮を剥がしてしまいます。
途中で皮が千切れるようなヤワなものではないので、皮を剥ぐのはとても簡単ね。

ひと皮剥くと、薄ピンク色の綺麗な色合いになります。
この段階で、まだ内皮が付いているので、更に捌いて皮引きをするか、そのまま皮付きで調理するか、ということになります。




ウスバハギのお刺身


ウスバハギの魚肉は、シコシコ歯ごたえのある硬いタイプなので、薄造りが基本となります。






三枚に卸して、薄いピンク色の内皮を引きます。

ごわごわして硬い外皮と違い、薄い内皮は千切れたりするので慎重に引かないといけないですね。
この内皮は、余り硬いものでないし、口に残るタイプでもないので、付けたままでも良いかもしれませんね。

続いて、側線に沿って柵取りして削ぎ切りにしました。





フグ目カワハギ科のお魚だけに、血統的にこの手の薄造りが似合いますね。

淡いピンク色に色付いた魚肉は、透明感があって爽やかな印象です。




カワハギ、ウマヅラと同様に高タンパクながら、脂肪分は殆ど無いというのが特徴的。
ヘルシーで、お刺身ダイエットなどには、抜群の存在ですね!




一般的な味覚評価としては、やや荒っぽく、大味な印象、とされているものの、
わたしとしては、このタイプのお刺身は大好きで、とても美味しいと感じました。

味覚評価は、カワハギ、ウマヅラと比較して、という話しなので、一応参考にね。






センターに配した薬味は、白髪ネギ、葉葱、茗荷。
何れも、軽く酢〆でアク抜きしています。

爽やかでシコシコ美味しいお刺身なんですが、やや淡白なので、薬味で味覚にアクセントを加えるのが良いですね。
定評のあるとても大きい肝 (肝臓) は、別料理に利用する予定なので、今回は、お刺身に添えませんでした。





ウスバハギは、さほど評価が高いお魚では無いのですが、わたし的にはとても美味しく味わえました。
今回の薄造りは、半身をフルに使ってますが、このタイプのお刺身なら、あっというまにペロリと完食ね! (笑)

リーズナブルでヘルシー、そして自分の好みに合う方向という事で大満足の一尾でした。
また買ってこよっ ! (^。^)/


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