goo blog サービス終了のお知らせ 

ビタミンおっちゃんの歴史さくらブログ

STU48 音楽、歴史 などいろいろ

◎飛行機 16 ライト兄弟 8

2014-04-12 11:18:27 | HKT48 AKB48
◎飛行機 16 ライト兄弟 8

1901年 第2号グライダーの試験

・1900年11月16日に、兄弟はシャヌートに手紙を書き、リリエンタールらの計算式で出した数字が実情に合わないことを伝えた

○ライト兄弟は独自に揚力を測定する実験を行なった
・反りの違う翼の揚力の違いを計測し、反りを大きくすると揚力が大きくなることを確認した

1901年のグライダー

・翼の反りをリリエンタールと同じように12:1と大きくした
・翼面積を約27㎡(290平方フィート)と大きくすることにした
 1900年のグライダーでは翼面積は約16.3㎡(175平方フィート)
・1平方フィート=0.093㎡ と換算

・翼のたわみは、足で操作する方式をやめて、下の翼に腰をのせる木製の台(鞍)を取り付け、これに翼をたわませるワイヤーを取り付けた
 これにより腰を左右に傾けることで翼をたわませることができた

・新たに着陸用のそりをつけた

1901年のグライダーの飛行実験

・兄弟は7月7日にデイトンを出発し、7月10日にはキティーホークに着いた
・シャヌート氏が見学させてもらいたいと、もうひとつ自分のグライダーを飛ばしてみたいとキティーホークに合流することになった

・実験を始めたが、1900年のグライダーに比べて安定が悪いことに気づいた

 水平舵をわずかに操作しただけで急上昇し、失速するようになってしまった
 今の知識では、反りを大きくしたことに問題があった
 反りを大きくしたことで操縦が困難になった

 兄弟は反りを12:1から19:1に減らしたところ揚力は不足していたものの操縦は容易になった

・次の課題は翼のたわみによる旋回であったが、これはうまくいかなかった

ある日、左翼がぐっと下に傾き腰を右に動かし水平に立て直そうとしたが、操縦不能になってきりもみ状態になって砂のなかに突っ込んだ

・問題は解決せず、兄弟は予定を早めて8月20日にはキティーホークを去った

○兄弟は去年のグライダーを改良したつもりであったが、1901年の実験は期待はずれに終わった