城郭 長谷川博美 基本記録

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南志賀廃寺のビイスタ工法

2021-10-19 18:34:26 | 規矩術、ビイスタ工法、城郭平面幾何学、
城郭ビイスタ論 上文字クリック

◆一般様
田園調布駅で下車した時にその街路を見て
即刻いっも読んでいる先生のビイスタ論で
田園調布が出来ている事にピント来ました。

南志賀廃寺のビイスタ工法
◆対談者
それにしても長谷川先生の城郭ビイスタ論
引き続き堅調に動画視聴者数が増えてます。

日本の忘れ去られた貴重な測量築城史とも
言えますし。現在の城郭縄張研究家が長年
軽視し続けた城郭遺跡論点と言える非常に
高く評価できる優れた理論だと私思います。

私は以前先生に古墳は私は関係無い!庭園
は私には関係ない!城下町割りに興味無い!
古代都市や古代城柵にも私には関係ないと、
私が興味あるのは戦国城郭だけ名言した事
がありましたが人間の作ってきた歴史的建
造物には全て設計が存在し縄張が普遍的に
存在すると、歴史の時間軸に登場する遺跡
を幾何学構造的に平面的に冷静に巨視的に
展望できる様にな歴史と社会を冷静客観的
に展望できる、ビジョン展望やビイスタ的
遺跡観察眼が身に付いたと思います。これ
錆びっいた金属ネジが潤滑油で解放されて
スムーズに動く様に考え方が柔軟になりま
した。このブログ読むのも一種の脳トレと
言う事になります。

◆長谷川 ビイスタ論動画の視聴数は
私自身が驚いている状態とも言えます。

◆対談者
この動画いきなり弥生の倭の国の一例と思わ
れる纏向遺跡で発掘された纏向宮殿遺跡から
動画の幕が開けるという本当に異例の内容!
しかもクサビ型V字状放射ビイスタ論から
古代弥生宮殿の建物配置構図を語られると
言うもう前代未聞の内様には視聴者は唖然!
▼纏向宮殿遺跡のクサビ型Vビイスタ工法

◆長谷川
堂塔建築家/堂宮大工/工匠は木材の巧妙な木
組だけでに留まらず依頼された建築群の全体
構成つまり第三者が見て美しい品格と雄大な
広がり雄々しさを常に計算して都市計画と調
和した権力者や時の為政者が求める希望要望
にテクノクラート技術者として応えなければ
ならない運命でV字状宮殿配置する事は堂塔
や神殿や宮城をより荘厳によりビジュアル的
に権力者の威信が反映される建築群創設が要
求さます。つまり大工の総統領は現代の有名
な建築デザイナーのようなアーチステックな
時代を先取りする如き芸術的最新のセンスが
求められます。規矩術を工匠が応用している
事は確実でしよう。

▼渤海国の寺院宮殿のビイスタ工法


▼日本国 平城宮のビイスタ工法


◆南志賀廃寺 みなみしがちょうはいじ
   大津宮関連遺跡の一つで、現在の南志賀一丁目・
二丁目に位置する。昭和初期に大津宮の位置を究
明する目的から崇福寺跡とともに発掘調査が実施
されて以降、複数回にわたって調査がおこなわれ
た。飛鳥の川原寺と同じ伽藍配置で、中門を入る
と東側に塔、西に西金堂が対峙し、その北側に金
堂、講堂が順に並び、講堂を囲むように三方に僧
房を配する。金堂・講堂・西金堂・塔跡は瓦積み
基壇をもつ。また出土遺物から7世紀後半の白鳳時
代から平安時代末期まで存在していたとみられる。
現在は一部が公園となり塔心礎や回廊の礎石が残る。
国指定史

◆対談者
以前大津南志賀町に長谷川先生と偶然行く機会
がありまして遺跡が放射線状に設計計画されて
いると説名を受けたんですが、その時は私は未
だ『城郭ビイスタ論』と言うものを全く知らず
長谷川さん!?空想家ですねと?鼻先で笑って
いたんですが、あの南志賀廃寺の解説を今一度
御願いを申上げます。

◆長谷川
堂塔伽藍建築の中芯腺はAから赤線で中門/金堂
講堂/僧坊の中心を貫通しております。

◆長谷川
建物は奥に行くに従って前面よりも広く計画的
に設計されたビイスタ工法である事が解ります。
◆長谷川
また奥の僧坊からも放射状にビイスタ工法を
活用しています。


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