いっぷくしょまいかいね

いっぷくしてから それからまた やろまいかいね

2017 おわら絵日記 57

2017年10月06日 | 風の盆
25時5分 鏡町公民館発

町流しの順路は昨晩と同じ。
北吉前→和泉屋の坂→柳清水→曳山会館前→蔵並通り→横手道→なりひら通り→桐山道→東新町公民館前→諏訪町本通り→蟹沢通り→よしかや→合同坂→和泉屋の坂→杉風荘前

28時30分 鏡町公民館着




途中、諏訪町本通りで上新町の唄い手の方三名と遭遇。
聞くところによると、女性ふたりは今年上新町がスカウト?した砺波市辺りにお住まいのおわらのど自慢コンクールの入選者の方らしい。
もうひとりの男性は上新町のベテランの方である。
鏡町の地方の方に誘われてまず女性が唄い、最後にベテランさんが唄うが、さすがにベテランさんの唄は素晴らしい。

町流しが終わって、ここ何年か続けてお目にかかっている方(埼玉県の浦和にお住まい、としか知らないが)と公民館の縁台に腰掛けて話をしていると、熱心にずっと町流しをご覧になっていらした女性から声をかけられた。
「地元の方ですか?」
今夜はカメラも持たずに手ぶらでふらふらと付いて歩いていたのでそう思われたのだろうか。
「そうです!私が地元のおじさんです!」
と、答えたいが嘘はいけない。
「違いますが、何か?」
「教えていただきたいことがあるのですが・・・」
「お答えできることならば・・・」
この時点で役立たず、ということは判明してしまったわけだが、引っ込みが付かない。
「編笠を被らずに背中に背負っているのは、どうしてですか?」

降参!

確かに日中は編笠を被っているが、夜の町流しでは被らない。
編笠は日差しがまぶしいときの単なる日除けなのか、まぶしくないから被らないだけなのか・・・
自前?の浴衣の方は背負ってもいないが、揃いの浴衣、法被では背負っているか・・・
つまり揃いの浴衣、法被と編笠はセット扱いで、これらを着用しているときは必ず身につけていなければならないのか・・・
改めて考えさせられたが、勿論正解は知らない。
丁度その時、自宅にお帰りになるであろう踊り手の方が公民館から出ていらっしゃったので、
「こちらの方がお聞きになりたいことがあるそうなので、聞いていただけますか?」
こうして私は安全地帯に逃げた。
後で伺うとこの女性は、ご実家が砺波で現在東京の大学で学んでいらっしゃるそうで、レポートのテーマにおわらを選ばれたそうな。

この女性とも、浦和の方とも別れた後、西町のポケットパークに行って明けてくる空をスマホで撮影する。



29時25分 就寝


コメント
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