チャレンジ

楽しく、自然体で生活しながら、チャレンジし、感じ続ける記録です。

自然な感じ

2004-11-27 23:59:08 | Weblog
 今年から農業を始めた兄のことが気にかかっていた。手伝いをしたいと思いながらも、週末は何かと予定が入りなかなか手伝いに行けなかった。
今日こそはと思っていたが、午前中に予定が入り「今日もだめか」と思っているところに、兄から「午後から手伝いにきて欲しい」という電話がかかってきた。
私の思いが兄に伝わったのか、不思議なことだがこんなことが時々おこる。

 ビニールハウスで育てている小松菜と水菜の収穫を手伝った。素人の私が見ても、以前に比べて作物のできが良くなっていると感じた。
農業は自然が相手だから全てをコントロールすることはできないが、自然にまかせるだけではないらしい。水、肥料、温度、日照、種の種類や撒き方など、コントロールできるものをさまざまに試しながらどんな時にどんな作物ができるかを見ていく。

 ビニールハウスの両端の作物は、中央の作物に比べて条件が悪い。サイズがずいぶんと小さく商品にはならない。でも兄に話を聞くと、これはこれでいいらしい。両端の作物はビニールハウスの外から入ってくる害虫のトラップ(わな)なので、収穫することは最初から考えていない。
ビニールハウスの両端まで、全ての状態をよくするよりも、この方が効率的らしい。

 3時間あまりだったが、久しぶりに兄の手伝いができて少し満足していると、「お土産だ」といって今日収穫した作物を全てくれた。
何でも、おもったよりも作物の出来がよすぎて、刈り取りや出荷処理がおいつかない量になったので、私をよんだらしい。

 「自然を相手にしているので、最後は自然条件が作物のできを決める。」、「いい時もあれば悪い時もある。農業は毎日毎日続くので、たまには今日のようなことがあってもいい。」、「無理をしたり、欲が深いと続かない」
 
 一回り大きくなって、また自然な感じになった兄の言葉を思い出しながら、トランクにも、後部座席にも山のようにつまれた、野菜と一緒にドライブして帰宅した。

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