チャレンジ

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デュッセルドルフ居酒屋の仕組み

2008-10-28 23:32:17 | 身近な出来事
日本から友人がやってきたのでドイツの居酒屋に食事に行った。
デュッセルドルフにあるローカルの人達が集う居酒屋が行きつけのお店。
たまに食べるドイツの食事はだいたい美味しいんだけれど、特にこのお店の食事は美味しいと感じながら食べられる。
料理は典型的なドイツ料理。

料理が日本と違うだけでなく、ドイツの居酒屋と日本の居酒屋では、そこでのくつろぎ方や料理の注文方法が違う。

ドイツ人の一般的なくつろぎ方は、とにかくビールを飲むこと。

デュッセルドルフのビール、アルトビールは茶褐色のビール。アルコール度数は5%弱で日本の一般的なビールと変わらない。200mlのごく普通のグラスでサーブされる。


味は黒ビールに近いが、黒ビールのような重たさはなくさっぱりとしている。表面にある泡はビール独特のシュワシュワ感があるものの、飲んでいるときにその水分の中に炭酸を感じることはない。
だから日本の一般的なビールのようにお腹が膨れてもうビールはいいやという感じにはならない。

ビールのグラスが空になるころには、注文をしていなくても次のビールが運ばれてくる。ビールをもう飲みたくなければコースターをグラスの上にのせて蓋のようにするか、店員にもうビールはいらないと告げる。

ひとしきりビールを飲んだ後に食事を注文する。食事は基本的に一人ひとりが自分の食べたたい料理を一品注文し、注文したものを各々が食べる。お互いの料理をシェアすることはないし、それを前提に注文をすることも無い。

食事をしながらも料理を食べつづけるが、最初にビールを何杯が飲んでいる間はビールだけを楽しみ、おつまみなどは何も無い。

食事をした後の会計はビールのグラスの下に敷いているコースターにひかれた線を数えてお店の人が計算する。
ビールが運ばれてくるたびにコースターには線が引かれていて、この線の数にビール一杯の代金をにかける。それに料理の代金をたしたものが総代金になる。
これは多くのドイツの居酒屋に共通のシステム。

ただ面白いのは夏など店に客が入りきらず、外の道路ですごい人数の人がビールを立ち飲みしているときも仕組みは同じ。混雑している中を店員がビールを運んでくると、ビールを飲みたい人は店員を呼びとめおもむろにポケットのなかからコースターを出し、そこに線を引いてもらう。
とても不思議な光景!

ドイツ人の知り合いに「飲み逃げする人はいないの?」とたずねてみると、デュッセルドルフのこの地域では飲み逃げする人はいないとのことだった。

会計の時にはチップを渡すのがドイツでは普通。食事や飲んだ金額とはあまり関わりなく二人で食事をしたら1ユーロ~3ユーロ位の金額を渡す。
ドイツの食事の会計はテーブルで計算をしてもらい、金額を聞いた後にチップを含んだ金額を渡す。おつりをもらうときも同じで、チップ込みの払いたい金額を告げておつりをもらう。

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