チャレンジ

楽しく、自然体で生活しながら、チャレンジし、感じ続ける記録です。

うどんの汁

2006-03-10 19:30:07 | 気づき
 今日は午前中は岡山、午後は京都で仕事をしていました。

 岡山というところは、香川に近いせいか『讃岐うどんや』さんがたくさんあるんですね。
岡山駅から一つ東の高島駅というところから歩いて仕事先に向かったんですが、駅近くに何件かある食べ物やさんには全て『讃岐うどん』の看板がかかっていました。
うどん屋さんだけでなく、お好み焼きやさん、寿司屋さん、喫茶店などいろんな店に『讃岐うどん』の看板がかかっていました。

 私が育った神戸も、私が子供のころにはうどん屋さんがたくさんありました。
3件食べ物やがあればその内の1件はうどん屋さん、もう1件はお好み焼き屋さん、あと1件が喫茶店だったり寿司屋だったり中華料理屋さんだったり、多少おおげさかもしれませんが、そんな記憶があります。

 そんなこともあって、うどんは小さいころからよく食べていて、うどんにはいろいろな思い出があります。

 駅前に立ち食いうどん屋さんがあって、ここは小学校のころに塾の始まる前によく友達と一緒に食べに行きました。
メンバーに体の大きなのが一人いて、彼はうどん一杯では足らず、一方で2杯目のうどんを食べるお金をもっていなかったので、他の友達が食べ終わったころに「汁を残すんなら俺にくれ」といって残った汁を全部飲んでいました。

 うどん屋さんを見るとこの記憶がいつもよみがえってきます。そして「私には彼と同じことはできないな、どうやったらできるんだろう」と感じていたことを思い出します。

 「たとえお腹が空いていて汁を全て飲みたいと思っても、汁を残さず飲むのは格好が悪い。いくら汁が欲しくても、汁をくれと人にお願いをするのは格好が悪い。そんな格好が悪いことをためらいもなくできる彼は私が持っていないものを持っている。」 

 漠然とですがこんなことを感じていたように思います。

 そしてこれはうどん話だけではなく、その当時の話だけでもありません。

 「汁を残さず飲む」ことは、自分自身の力を全て出し切って一つのことをやりとげること、人の目を気にせず、自分に必要なこと、やりたいと思うことをやること。

 「汁をくれと人にお願いをする」ことは、自分が必要とするもので自分が持っていないものを他の人に出してくれようお願いすること、人の力をかりること。

 今の私の課題です。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。