チャレンジ

楽しく、自然体で生活しながら、チャレンジし、感じ続ける記録です。

久しぶりの落ち着いた時間

2007-05-02 00:05:07 | 何気ない時間
 ドイツの私が住んでいる地域は4月に入ってから雨が全くといっていいほど降っていません。4月の降水量としては何十年ぶりかの少なさらしいです。私は朝起きるとすぐにベットの横についているスイッチで電動シャッターを開けてその日の天気を確認する習慣がありますが、毎朝毎朝、空は雲一つない快晴。天気がよいのは気持いいのですが、これだけ晴れの日が続くとやはり何かがおかしい、異常気象かなと不安になってきます。そういえば今年の冬は雪もほとんど降らなかったし、3月も雨が降ったのは数えるくらいの日数でした。





 私は無駄なことは嫌いですが、シャワーを浴びている時はずっと水は出しっぱなし、嫌いな料理は食べ残し、鼻紙、トイレットペーパーは使いたい放題、アウトバーンではいつも最高速で走ってガソリンの節約は考えていないし、必要だと思って買ったものが使われずに置きっぱなしということがよくあります。
唯一最近心がけているのは無駄な待機電力を使わないためにコンセントをOn/Offスイッチ付きのものに切り替えたのと、買い物に行くときはマイバックを必ず持っていくくらいです。

 もう少し環境のことを考えて、生活態度を変えようかなと少し思い始めました。

 先週末はオランダにあるチューリップの有名な公園(Keukenhof)に行ってきました。例年なら4月の末ごろが見ごろなのですが、今年は好天の影響で見ごろはすぎている感じがしました。10年前の見ごろの時期に訪れたときにくらべて感動が薄い感じでした。





 4月初旬に一週間日本に帰りました。日本も天気の良い日が多かったのですが蒸し暑さには参りました。気温は25度くらいだったのでそんなに暑いわけではないのですが、朝からむしむしして体中がべとついてくる感じでした。湿度の低いドイツの気候に私の体が慣れたせいもあるかもしれません。7月にはまた日本に帰る予定なので、その時にはしっかり蒸し暑さ対策をしようと思いました。そういえば日本にいたときは初夏になると毎朝冷たいシャワーを浴びた後、体中にシーブリーズを塗りたくっていました。昼になれば汗をふき取り、またシーブリーズを体中に塗って、それで一日を乗り切っていたのを思い出しました。もともとむしむしには弱く、暑がりだったのかもしれません。
 
 ドイツでは5月のゴールデンウイークというのはありませんが、今日5月1日火曜日が祭日だったので、月曜日を休みにして4連休をとりました。3月、4月ととても忙しい日々が続いていたので、この休みはとてものんびりと過ごしました。
そんなか、土曜日にドイツにきてから始めたコーラスの発表会があり、ドイツ語と日本語の歌2曲づつを歌いました。メンバーは全員が同じ先生の個人レッスンを受けている人達で、個人レッスンに加えて2週間に1回全員が集まって発表会に向けたトレーニングをしてきました。今回のコーラスが上手くいったのかどうかは、私にはよくわかりません。いいところをほめてくれるひともいますし、ここをこうすればよいという指摘をいただくかたもいますし、良いところも良くないところもあったということなのでしょう。私は歌っているときに緊張はなかったのですが、余裕がありませんでした。回りのメンバーの歌を聞く余裕、個人レッスンの時に指導を受けている発声にかかわる音を前に出したり音をみるなどの余裕、そんな多くの余裕が自分にはなかったように思います。

 ドイツに着てからこのボイストレーニング&コーラスのほかにもダンスをしばらく習っていました。踊りたいと思った場面で、なんお躊躇もなく踊りたいように踊りたいと思ったからです。歌も歌いたい時に歌いたいように歌えるようになりたいと思って始めましたが、歌いながら踊れたらいいですね。今から芸能人を目指すわけではありませんが、『歌って踊れる...』になれたらいいなと思っています。

 ドイツの私の住む街にも何軒かカラオケスナックがあります。私がよくいくのが、日本のカラオケスナックと韓国のカラオケスナックです。日本のカラオケスナックの客はほぼ全てが日本人。韓国のカラオケスナックは日本人と韓国人が同じくらいで、他にも中国人、ドイツ人や他のヨーロッパの人達もきます。ボイストレーニングを習い始めてから気になることがでてきました。日本人は音程をあわせるのは上手くメロディーを上手に歌う人が多いのですが、声の迫力が著しくかけています。本人は上手く歌っているつもりだと思いますが、のどだけで音を作っているので歌がすごく浅い感じがします。対象的なのが韓国人。音は外れることもありますが、体全体で声を出している人が多いので迫力が全く違います。私が審査員だったら韓国の人をスターにします。

 体を鍛えることもドイツで続けていますが、ここ3ヶ月くらいはさぼってばっかりでした。でも夏に向けてボリュームのあるボディーを作ろうとこの週末にトレーニングを再開しました。1ヶ月くらいは週3日様子見をしながらのトレーニングを続け6月になったら体を大きくするトレーニングに移ろうと思っています。2月、4月に帰国した際に日本で通っていたジムに顔をだしたのですが、トレーニングはできませんでした。7月までにいい調子で体を作って、また日本で先生に指導をしてもらうことを楽しみにしています。

 暖かい季節になると、男性も女性も薄着の人が多くなり、その人の体型が良く見えるようになりました。一流のファッションショーにでるモデルのような人もいればXXXLのモデル/ダイエット前の写真のような人も多くいます。そんな中で関心するのが姿勢のよさです。ファッションショーのモデルはもちろんですが、ダイエットのモデルも普通の人もみな背筋がすっと伸びています。日本でしばしばみかけるような背筋の曲がった人はここではほとんどみかけることがありません。家庭の教育で姿勢のことについて強くいわれているのか、学校で頭の上に本を載せて歩く教育があるのかは聞いていませんが、これには関心します。

 ドイツに来て10ヶ月が経ち、見るもの聞くもの体感するものについての新鮮さや感動はかなり薄れてきた気がしますが、今はそれを自然なものと受け止め自分の中で消化し、理解していく段階にはいったように思います。過去にドイツで生活したときに気がついていなかったことに気付き、理解できていなかったことに真剣に向き合っている気がします。失敗も多いですし、仕事ではいろいろな対立もあります。

 時に「これでいいのかな、自分にすべきことは他にあるのではないか」という大きな不安感に襲われることもあります。」ひょっとしたら、この感覚は正しいのかもしれませんが、今は自分が置かれている環境でできることをこれまで以上に精一杯やっていこうという気持に今はなっています。
 
 これまでの私がそうであったように、チャレンジする気持を常にもって行動しているとそのアンテナに必ず引っかかってくるものがでてくること、そうなった時には私は必ずそれをつかまえられることを信じて。