ひのっき

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BLUE GIANTは血が燃え滾りジャズにはまる超名作

2017年01月30日 | 絵日記

 

BLUE GIANT(1) (ビッグコミックス)

石塚真一
小学館

石塚真一先生の「BLUE GIANT」を読みました。


凄い作品です。小学館漫画賞始め、数多の漫画賞獲得も納得の圧倒的な面白さ。

本作品は世界一のジャズプレイヤーを目指す少年の物語です。
少年は兄に買って貰ったサックスを携え、高校三年間雨の日も雪の日も夜中まで独りサックスを吹き続けます。
その結果手に入れた、聴く者を圧倒する激しい「音」。
しかし楽譜も基本も知らない素人なので、演奏はめちゃくちゃで初めての演奏では客から罵倒を浴びせられます。
圧倒的な「音」一本を武器に、モチベーションだけは最強の素人は世界一のジャズプレイヤーになれるのか!というお話です。

とにかく演奏シーンの描写が熱く、読んでいると呼吸ができなくなります。漫画を読んで息を切らすなんて久しぶりだよ。
名作「岳」の作者だけあって、人間関係の生き生きとした描写やちょっと泣けるエピソードも秀逸。
あまりの面白さに繰り返し読み、最近はamazone musicでジャズばっかり聴いています。

血が燃え滾りジャズを聴かずにはいられない気持ちにさせる、音楽漫画の金字塔的超名作です。