どうしてassassinationなの?

2024年07月16日 | 日記・エッセイ・コラム
英語で「暗殺」はassassinationで、麻薬の一種であるハッシシを飲んだ人を意味するhashshāshǐnが語源とのこと。11世紀にイスラム教シーア派の暗殺教団の指導者ハサン・サッバーフが、部下ハッシシを飲ませて犯行させた、以上Wikipediaの情報です。
 英語で殺人に関する言葉は、suicide(自殺)、genocide(大量虐殺)など語尾が~cideの言葉が多く、殺虫剤も
Insecticideです。暗殺も~cide系の言葉があってもよさそうですが、assassinationは別格扱いです。
 日本語の「暗殺」は自殺、虐殺など~殺の系列ですが、アサシネーションと音が似ているので、ポルトガル語のタバコが煙草になったり、オリンピックが五輪のように音を漢字に当てたのかとおもいましたが、そういった和語ではなくて、漢語由来です。
 どうして英語で「暗殺」assassinationが別扱いなのか、しかもイスラム教に由来する言葉なのかは興味深いのですが、いまだに先進国において暗殺が横行している、人間は進歩しないということを感じます。