月見れば 床に霜こそ 降る如し 一人かも寝る 故郷偲ぶ
つきみれば ゆかにしもこそ ふるごとし ひとりかもねる ふるさとしのぶ
靜夜思
唐・李白
床前明月光,疑是地上霜。
舉頭望明月,低頭思故。
注:1、今日は李白の名詩・「靜夜思」を短歌化してみました。
2、僕は日本人ではありませんから、原詩の思いをどれぐらい伝えていくのかが分かりません。
3、李白:(701~762)盛唐の詩人です。字は太白で、青蓮居士と号します。唐代詩人の中でかなり名高いですから、「詩仙」の尊称があります。
4、原詩の「地上霜」から見れば、詩人はどこで立っているのかがはっきり分からないんですが、僕の考えでは、多分ある楼の二階あるいは二階以上でしょう。なぜかというと、何とか詩人が月を眺めると、詩情が沸き上がりましたでしょう。そうしたら、どこよりも高い所がもっと適当でしょうか。高い所がもっと詩的だと思います。宋・蘇軾の「水調歌頭」には「高處不勝寒。(高き處 寒さに勝てず)」という句があります。なので、短歌の中で「地上」でなくて、「床」を選びました。
つきみれば ゆかにしもこそ ふるごとし ひとりかもねる ふるさとしのぶ
靜夜思
唐・李白
床前明月光,疑是地上霜。
舉頭望明月,低頭思故。
注:1、今日は李白の名詩・「靜夜思」を短歌化してみました。
2、僕は日本人ではありませんから、原詩の思いをどれぐらい伝えていくのかが分かりません。
3、李白:(701~762)盛唐の詩人です。字は太白で、青蓮居士と号します。唐代詩人の中でかなり名高いですから、「詩仙」の尊称があります。
4、原詩の「地上霜」から見れば、詩人はどこで立っているのかがはっきり分からないんですが、僕の考えでは、多分ある楼の二階あるいは二階以上でしょう。なぜかというと、何とか詩人が月を眺めると、詩情が沸き上がりましたでしょう。そうしたら、どこよりも高い所がもっと適当でしょうか。高い所がもっと詩的だと思います。宋・蘇軾の「水調歌頭」には「高處不勝寒。(高き處 寒さに勝てず)」という句があります。なので、短歌の中で「地上」でなくて、「床」を選びました。