緑 島 小 夜 曲

春を愛する人は、心優しい人。

眠れる森

2006年09月18日 20時35分27秒 | 演歌劇場
ドラマの「眠れる森」を見た後
      感想散文詩

過去が記憶の隅に眠れている蜘蛛だ、
蜘蛛なんだ
ねー
過去は蜘蛛だ!
蜘蛛の網が風の中に泣いている
その泣き声、僕は聞こえるんだ
聞こえる。

過去が日記の間に挟まっている蝶々だ、
蝶々なんだ
ねー
過去は蝶々だ!
蝶々の羽根が雨の中に濡れている
その赤き点、僕は見えるんだ
見える。

過去よ過去!
君が僕の心に糸を紡ぎ出している。
白き糸よ
君は時間のハンターだ
矢の如し

過去よ過去!
君が僕の心で点を描き出している。
赤き点よ
君は時間のセンターだ
血の如し







QC意識の「活用」?

2006年09月02日 17時54分03秒 | 青色思出
 今仕事している会社は日系企業である.私は品質管理部(QC部)の通訳を担当している。品質管理部はワークや製品の品質を保証したり、お客様のクレームを受けたりする仕事だけではなく、社内の整理整頓をも監視しなければならない。

 誰でも見てすぐ分かる。現場の温度や湿度は大丈夫?
 これは何?どうして明示していない?
 部長はこういうような言葉をよく言う。
 部長の口も目も厳しい。

 ある日のことである。
 部長と一緒に第一製造部の新現場を巡回した時、まだ整理整頓していなかった作業の机は乱れていた状態なので、部長は厳しい口調で指摘した。
 「早く整理して。何で作業と関係ないものはいっぱい机上に置いているのか。よく見て自分が分かるか。もしポカミスで別の部品が混入したら、どうするか」と作業者にそういった。そして、その場で現場の班長さんを叱った。
十分間の休み時間で、僕は作業者と雑談した。
 「たぶんうちの部長がいやだろう」と聞いて見ると、一人の作業者が「いやだけど、かえって考えてみると、部長の指摘は正しい。」と言った。
この話を第一製造部の通訳(私の先輩でもある)に言ったら、彼女は以下の話をいった。
 「現場で気付いたかどうかはわかりませんが、実を言うと、日系企業の素晴らしい美点をいっても良い所はここにあります。いかなる物の置き場がカードやテープで表示されていますね。そうしますと、使う時、時間を節約します。私は時々現場のやり方を自分の家に導入しようと思います。(笑う)緑の紙テープで机上に長方形の枠を囲んで、杯の置き場、灰皿の置き場を明示すれば~~~(笑う)そして、箪笥の中にも、冬の厚着と夏の薄着、日常服装と制服、一々テープの枠で明示すれば~~(笑う)」
 「先輩、そうすれば、家とは言えないでしょうか。}
 家とは一番自由自在な心の港で、一番暖かい我が身の休憩場所でもある。もし家でも会社と同じようにすれば、この世には家がなくなる。そして、掃除は家族活動の一部として、家の雰囲気を作る。日常生活の中では、掃除と整理は大切な役である。掃除があるからこそ、家になる。
 もし家が緑のテープで囲んだら、家ではなく、監獄になるよ。
 私の考えは家を緑のテープではなく、緑の木で囲んだほうがもっと良い。