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緑 島 小 夜 曲

春を愛する人は、心優しい人。

さあ!どうぞ!

2009年08月05日 15時48分30秒 | 家族同士
 僕はまず所謂「草食男子」や「ベジタリアン」などではない。
 
 歯のせいで、一昨年からもう肉をやめた。いや、やめたとは過言かもしれない。友人やクラスメートと一緒に外食する時、たまにも食っているが、油っぽいものではなかっただけだ。

 僕のせいか、家の飲食習慣も変化している。主食は相変わらずラーメンや饅頭など、小麦粉で作られたものである。肉の消費量が前より減るということだ。野菜や魚がおかずの主役となる。それに、味もあっさりしてくる。

 母はお酢が好きであるから、家の料理にはお酢が一つの欠けない調味料となる。ラーメンなどにお酢を沢山かけて食べるのは、なんと幸せなことであろう(お酢に殺菌効果があるので、多食するのが体に良いという)。
 
 朝9時から11時まで、二人の高校生に英語を補習するから、帰りのついでに西河野菜市場に寄って、野菜や果物を買うのは最近の日課となる。

 今一番の夢といえば、早く卒業して、よく働いて両親に孝行を尽くすことだ。

 写真は自ら作ったオカズ「酢溜青菜(チンゲンサイ)」と「紅焼茄子」だ。

 お父さん、お母さん、さあ!どうぞ!

アロエ

2007年03月08日 20時03分31秒 | 家族同士
 先日、祖母(母の母)の家へ行きました。出発前の最後の尋ねでした。
 食事後、二人で世間話をしました。祖母はアロエの厚い表皮を小ナイフで剥きながら、出来たアロエの粘液を顔や手の肌に塗りました。六十五歳の祖母がアロエの美容作用も知っていますことにびっくりしました。

 「ね、お婆さん、どうして知っているのか」と僕はききました。
 「そうね、お隣さんが教えて貰ったのよ」と祖母は微笑んでいました。その時、僕は祖母の皺くちゃな顔を目にしました。
 「僕も塗ってみよう」と私はアロエの粘液を手に塗りました。とても清清しい感じでした。
 「このアロエはどこからとったのか」と僕は聞いてみると、
 「そこ、そこ」祖母はベランダのところを指しました。
  
 午後の日差しが窓ガラスを通して、ベランダの一隅に射していました。そこに剣型のアロエは何鉢も置いています。長い茎葉は厚くて植木鉢の真ん中から各方向に伸ばしていました。

 吾が祖母は節約家なので、値段の高いものは絶対買いません。
 暖房にジャガイモ浸け後の水を蒸発させ澱粉を取ることや、アロエで肌を柔らかくすることから、祖母の平凡かつ素朴な小さな知恵がきらきらと閃きました。 

家の匂い

2006年03月25日 11時58分33秒 | 家族同士
の匂い。今日はまたちょっと漢方医についてのことです。

 今住んでいる家は昔祖父の薬草の倉である。なんとなくいつも薬草の匂いがする。母は部屋の隅々まで掃除するが、消えない。

 祖父は七十歳で今も生きている。家の匂いについて聞くと、「いいじゃないか。薬草の匂いが体に良い」と笑った。私たちそれぞれの家にはきっと家そのものの匂いがある。私の家の匂いは一番良いと思う。ある友達の宅に行ったことがある。ご両親は中国の水墨絵を描くのが好きなので、いつも墨の匂い。その友達も絵が上手だそうである。それから考えれば家の匂いが重要であろう。いつも薬草の匂いに住んでいる祖父の長寿、墨の匂いに育っている友達の絵。匂いと関係が深かろう。

 匂いというものはただある種類の気体あるいはガスだけではなく、家の雰囲気の一部である。中国語では「書香門第」という言葉がある。違う家の違う匂いは違う人間を育てるであろう。