緑 島 小 夜 曲

春を愛する人は、心優しい人。

葱餅小母の歌

2012年02月23日 10時20分48秒 | 俳句和歌

西安外大の食堂名物をいうならば、一階の葱餅が有名であろう。遅刻しないように、あの葱餅を食べながら豆乳をすすって教室へ向かう光景が。。。超懐かしい。

さて、近頃、一階のあの葱餅小母ちゃんが姿消えてゆくというネタがネット上広く伝えていた。OBらも在学の後輩もあの小母ちゃんの行方に関心を抱く。詳細が分かるならばいいのに。

短歌四首を詠んだ。

秦嶺の麓の春や葱餅の小母ちゃんの声消えてゆくなり

葱の香の漂ふ窓の白衣小母小居安の春まだまだですね

葱の香に微笑溢れる白衣小母トントンといふ刀の音ぞ

外大の藤棚道の寒き中歩みて思ひ出す葱の香ぞ

上元花火大会

2012年02月06日 09時19分18秒 | 民風民俗




 


 

 

 県元宵花火大会の歴史をさかのぼると、十二年前の辰の年、つまり二十一世紀が始まるその年から開始された。
 今年は十二年目で、例年よりはれだと思う。県民を楽しませる政府の決心が強かろう。

 日本では、花火大会は夏の風物詩であろう。涼みながら、川原や空地などで盆踊りをしながら、花火を見るのは日本人にとって、夏最高のイベントであろうか。しかし、中国の花火大会は一般的に、新年や春節などの祝日に開催される。夕べ、我が実家の県上元花火大会が開催された。

 延河沿いの大通りは一時交通制限。一昨日は立春だったが、まだ夜は寒かった。県民は家族揃って花火を楽しんだのであろう。

 


 龍の柱は初春の寒き夜空の下に聳える。県民は花火の打ち上げを待つ。

東京遊学歳時記(7)

2012年02月05日 14時36分22秒 | 歳時季語


秋の空長谷大仏の胸広し



 日本の大仏をいわば、奈良東大寺のと鎌倉高徳院のが有名であろう。東大寺の大仏はその手が印象深い。鎌倉長谷大仏はその胸である。
 僕の行った日本寺院の中では、高徳院は比較的に大きいものだと思う。その近くには大仏形のお菓子も売られて、人気を呼んでいた。
 青空を背景に、日本国宝だと指定された阿弥陀如来銅像が露天に鎮座する。その下には、観光客の連中が記念写真を撮ったり、合掌したりした。ガイドをしている友達がいて、その話によると、仏様の写真を撮ることや仏像を背景にして撮影することは避けたほうがよかろうとある。理屈を聞いてみたら、別に理由なし。悪いことが起るおそれがあると、神秘に教えてくれた。
 言わなくても、なんとなくその理由が分かる。宗教的な存在として、仏様を写真に写すことは失礼であろう。フレッシュも仏像にある程度の損害があるのであろう。
 撮ろうか撮らないかとまよったところに、もう同行の先生に誘われ、記念写真を撮ろうと。
 まあ、いいや。「失礼いたします」と心に繰り返しながら、「茄子」と飛び出してしまった。
 
 長谷大仏は胸が広いから、ゆるしてくれるのであろう。
 
 
合掌!