東京大学をこの春卒業し、東大院へ進学する講師が2名在籍しています
1名は既に卒業論文を終え、ホッとしている所です
その講師と、生徒さん達の学習カリキュラムについて、弱点について
そして教育について等を頻繁に話し合っています
昨日は自身の受験期を振り返って、「なぜ勉強するのか」という彼の考えと
その考えがどう変わって行ったのかを話してくれました
私「高校受験も大学受験も膨大な量の学習をしてこれた理由はなにかしら?」
講師「高校受験では筑駒と開成に合格したのですが、僕は開成を選びました。理由はいろいろあるんですが
そこに向けて学習していた頃の僕にとっても、多くの人にとってそうであるように
学習・勉強というのは”志望校に合格する為のツール”に過ぎませんでした。
ただ、開成等に進学する事が目標だった訳ではなく、僕の目標はあくまで東大だったんです。」
私「中学生の頃から東大を目指して勉強していたって事だね」
講師「そうです。東大に行く為に有利な高校という事ですね。そうした目標を摑み取る為のツールであった勉強が
大学入試においては意味が異なって来たんです。もっとも、その時にハッキリと気がついていたかと言うと、
そうではないでしょうけれど
目標を達成する為のツールから、更にのめり込む学習になっていったのは確かでした。」
私「どんな風に変わって行ったの?」
講師「僕自身、何の為に勉強するんだろう?と考えた事があります。大学入試に向けての勉強はその答えになりました。
それぞれの教科から多くを学び、知識を得た先にあるのは”鍛え上げられた自分”なのではないかと思います。
僕にとって、数学と国語は論理力を強化する為に非常に役立ちました。同じようにどの教科も自分を鍛え自分を豊かな人間にする上で
非常に役立っていると感じます。」
私「つまり、自分磨きって事かな?」
講師「そうですね、東大に進学するというのは一つの目標でしたが、進学が全てだった高校受験とは違い、自分を磨く事に熱中していたと
言った方に近いですね。」
こうした会話を通じて、彼の授業の本随が見えてきます
彼が授業で一番使っている教材
それは彼が受験期に作ったノートなんです!
何冊もあるノートのなかの、どこに何が書かれているかも大まかに把握しているそうです!!
彼の授業は一風変わっているように映るかもしれません
しかし、生徒さん達の成績の上昇ぶりや意欲のある学習姿勢を見ていると、彼の取組みが勉強をするという事の本質をしっかり見ていて
軸のブレない授業だからこそなのだと感じます
前の記事でも書かせて頂きました、合格中間報告ですが
彼は受験生達の化学を中心に指導してきました
受験生達の化学に対する意欲は上昇し、どの模試でも90/100は確実に取れる!
という自信と実績が積み上げられました!
膨大な学習量に疲弊する事もありませんでした
おそらく、受験生達はこうした講師陣の「なんの為に勉強するのか」という本随を受け取っているからなのではないでしょうか
当教室の自慢は、こうした高学歴の講師が、勉強の本質を生徒さん達に伝えているという事
本質を考えて勉強する事で、1日10時間であろうと14時間であろうと
熱中して自分磨きに没頭できるんですね
最後に、彼は国語がとても得意な教科だと言います
全ての学習の基盤となる国語が何より重要だと言います
国語と言う教科を「勉強」というだけのくくりで考えない事が本質に近づく第一歩だと思いませんか?