東京育伸会*塾長ブログ*親子で学びを楽しむ為に出来る事

算数工作教室を始め、基礎基本を理解する学習を中心に補習から進学までをサポートしています。

新・図形に強くなるには?

2014-10-30 11:53:14 | 学習全般

当教室では小学生から高校生まで幅広くご指導させて頂いています

小学生も受験生から非受験生まで通塾されています

今日のお題「図形に強くなる」

これは全ての受験に置いて大きな意味を持ちますね

計算に強くても、ここが弱いと大きな弱点となります

では、どのように図形を理解していったら良いのかを考えましょう

 

1歳~3歳

さすがにこの年齢でする事があるのか?

と言うと、あります

おもちゃを始め、沢山の物に触る事から始まります

また、赤ちゃんのベッドの上にはメリーゴーランドがよく備え付けたりもしますが

これも形を認識させる上では良いですよね

月齢があがり、「やりたい放題」(という名前だったような)おもちゃも教育玩具です

いわゆる教育玩具にはそれなりに図形を認識させたり、想像させたりする工夫がありますね

なのでこれらを効率よく取り入れる事は有効だと思います

形を認識して興味を持つ事から始まるという事でしょう 

 

4歳から小学校入学まで

物を認識できるようになった幼児には沢山の図形に強くなるチャンスがやってきます

「折り紙」「レゴ」「積み木」など非常によい教材です

今は少なくなっているように感じますが、積み木は素朴な木のぬくもりがプラスされ

穏やかな気持ちで工夫する事を学べるので私は好きでした

また、この年齢からクーピーやクレヨンを使って絵を描く事がとても大切です

絵を描く事は頭の中で「空間」を意識する事になるからです

幼児の描く絵は平面的ですが、頭の中ではそれを書くときに空間を意識している事になります

例えば車の絵を描くときに、大概「横向き」に描きますね

これは正面から描くと車に見えないからです

「空間を表現しようとした結果」なので大人から見たら単純かもしれませんが

沢山褒めてよりリアルに書けるように促すと、より空間を理解しようと子どもは頑張るでしょうね

「泥だんご」を作ったり、砂の山にトンネルを造ったりする事も図形を理解する学習では

非常に大切な経験です

そして、はさみやのりを使った工作をできる月齢になって来たら

ここからがチャンスです!!

廃品等を使った工作を促してみましょう

さらに、ここで親が「こうすれば」「ああすれば」と手を出すのは最終手段です

まずはお子さんが自分の発想で滑り台を作ってみよう!とか時計を作ってみよう、などの想像力を

どう工作に向けて行くのか・・試行錯誤して考える事が前提です

それが本来の目的ですから

「こうすれば出きるんじゃない?」などの提案は避けた方が良いでしょう

その中で円を三等分すると三角になる事をしたり、四角を三角に出来る事

直角三角形の定規を使えば円をかける事等を”発見”して行く事

それがあくまで自然にできるようになる事が理想です

 

このように幼児期を過ごしたか?と振り返ってみましょう

もし、図形を学ぶチャンスを逃して来てしまった場合はどのように学習していけば図形に強くなれるかを

ここからは考えてみましょう

上記のような経験をこれからしても良いと思いますよ、いえ、ぜひさせてあげて下さい!

 

学校では

小学校6年生の算数で「対称図形」がありますが、私はなぜこの時期なのだろう?と少し疑問に思います

正直、こんな事は低学年で十分だと思うからです

むしろ低学年でしておく事で図形に対してもっと深い理解をもって6年生までの時間を過ごせるのにと思ってしまうんですよね

低学年で辺や頂点などを教えるのにここで空間を意識する対称図形をしないのはもったいないですね

しかし、学校での学習は時間も限られていますから、対称図形のドリル等はお家で低学年のうちにしておくと

図形に苦手意識を持たないかもしれません

 

子ども自身がそれに興味を示さない状態にまでなってしまったら

興味を示さない物を無理に与えても効果はありません

せっかく買ったのに子どもが使ってくれないと残念ですしちょっとイライラしたりもしますから

興味を示さないなら教育玩具を買うのは止めましょうね

お子さんの性格、興味を持っている対象によって学習のヒントは変わっていきますが

「視覚で学ぶ」「体感で学ぶ」の双方は最低限必要です

「視覚で学ぶ」のは机でドリルなどの問題を解く事や絵を描く事

「体感で学ぶ」のは公園や外出時、そして先ほども書いた通り

お家の中でも廃品でお手製のおもちゃを作ったりする事

しつこいようですが、双方から学ばなくてはいけません

理解する前に興味を持つ事が図形には必要です

 

図形の問題の中でも細かく別れますよね

角度

体積・面積・表面積

図解が苦手と思っている場合も、実は単純に公式を覚えていないだけの事もあります

公式だけでなく、定義・定理等です、それらの知識が証明という単元に繋がって行きます

想像力がたくましくなくても、図形問題はとけます

ただそれは小学校までの話です

中学生になる前に定義・定理を覚えて苦手意識は克服しておいた方良い事は確かです

難易度の高い入試では図形は鍵ですからね

 

 

 

高校受験、大学受験は図形問題に強くないと上位難関には進めません

しかし、先ほども書きましたように

小学校ではあまり図形に比重を置いていないように思います、計算が先という事です

なので中学生は図形問題で躓き、上位難関を諦める場合もあります

これは関数もそうなっていきますから小学生の間に図形を理解していく習慣をつけていく事は長い目で見ても大切です

みかんの皮を剥いても図形の勉強になるんですよ!

その事に気がつくか付かないか?

形に囲まれて生活していますから、ヒントは幾らでも転がっていますね!



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