さいきんの流星光
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ピカソとういう画家が語られる時、必ず出てくるのが「青の時代」とか「赤の時代」という言い方。
作風がめまぐるしく変化したので、そういう名前がついたという事らしい。
参照:ウィキペディア

おそらく、誰の人生でも「○○の時代」っていう言い方が出来ると思う。
僕の漫画家としての人生にもいろいろな「時代」がある。
いろいろ生活形態が変化してるからなぁ。
書き出してみましょう。

・アシスタント修行時代
・デビュー
・ヤンマガのA先生のアシスタント時代
・ヤンマガ海賊版・連載時代
・ヤンマガ本誌にちょっと描いてた時代
・他社の雑誌にいろいろ描いてた時代
・パチスロ漫画のH先生のアシスタント時代
・パチスト漫画連載時代
・行政書士の勉強時代(落ちた)
・完全アシスタント時代
・細かい漫画の仕事とアシスタント時代


…と、現在までを書き出してみるとこんな感じ。
当然これからは、「紅口漫画連載時代」と続いていけたらいいなーと考えてる。
これから作品描いて持ち込みだけど…。

絵の描き方だって、そうとう変遷を繰り返してきたと思う。

デビュー後は、とにかく絵も下手クソで、必死に描いてた。
アシスタント時代の癖で、ひとコマにもの凄い時間かけてたので苦労したっけな。

その後は、徐々に絵を描くスピードは速くなっていった。
その原因として生来の怠け癖があげられる。
サボッてサボッて締め切りまでの時間が無くなり、絵を速く描くしかなくなる。
長年かけてその繰り返しで、どんどん絵を描くのが速くなった。

そしてパチスロ漫画連載終了の頃は、もう末期状態。
これ以上速く描けないというスピードで…いや、もう描けなくなって真っ白いコマ多発…。
一度リセットして一年間休み、次に漫画業を再開した時には

「絶対に絵を丁寧に描く!」

という決意のもと。
今では、いったん別のコピー用紙などに下描きしてから、それを原稿用紙にトレースして下描きし直す念の入れよう。
おかげで、グンとスピードは落ちました。

こうやって振り返ってみると、いろいろありました。
これからもいろいろあるだろうけどね。
ああ、人生振り返るのは楽しいな。
もっと歳とったら、もっと楽しくなるのかな。




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