奈良県の職員が、ほとんど仕事にも来ずに給料をもらっていた事件を受けて…
「税金なら多少ズルして使ってもいい」
という感覚なんだろうが。
いや、その感覚、正直言って僕にもある。
確定申告のとき、還付金欲しさに必要経費に上乗せして小規模脱税しようとしたり…。
行政から上手いことお金をもらってる人を見ては羨ましがったり…。
最近ニュースを見ていて、規模の大小は違っても、
「全て自分の中にある気持ちに重なる」
と感じる事が多くなった。
「こんな事件起こしたヤツは特別だ」
とは思えず、ほとんどの事件で、加害者の心の中にある物は、
自分にもあると思えるようになった。
実際には行動に移さないというところで理性の歯止めはあるんだけど、気持ちはわかると言った程度の感覚。
日本で起こっている事件のほとんどは、人間として、普通に持っている感覚を、ちょっとだけ抑え切れなかったために起こった事件なのだと思います。
…って考えに至ってニュース番組を観ると、
いかに突き放した「この加害者は特別だ」という立場に立っているかがわかりますよ。
「まったく理解できないですね」
「言葉がありません」
などの言葉が飛び交う。
理解することを放棄しているかのような発言。
しょせん他人事として扱ってるんだなーと思うね。
テレビは、ぬるい。
この日本の現状を作っている要因の一つにテレビがある事を、制作者は理解しているのだろうか。
■流星光Twitter
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