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アメフト観戦記や読書日記を綴っていましたが、最近は古墳(コフ)ニストとして覚醒中!横穴式石室をもつ古墳にハマっています。

高安山西麓の古墳群を歩く⓺ ~服部川1号墳~

2023-10-24 15:50:43 | 古墳紀行

 高安千塚古墳群の服部川支群は、137基の古墳が集中しており、高安千塚古墳群の中心的な位置にある。このうち102基については、国の史跡に指定されている。

 

 服部川支群の周辺に神光寺という曹洞宗のお寺があり、門前には古墳群を示す石碑が置かれている。

 その神光寺の境内やその周辺ににいくつか古墳が存在する。神光寺の境内に入って、後ろを振り返ってみると、まず、南側に開口する服部川3号墳の姿が目に入る。

 

 開口部の両側は石垣のように補修されている。奥には入れるのだが、玄門の辺りに脚立が置かれており、倉庫のように使われているようで、入るのをためらってしまった。(今考えると少々惜しいことをした気がする。せめて写真ぐらい取っておけばよかった。)

 

 服部川3号墳は、径22mの円墳で、石室の大きさは、長さ11.5m、玄室長5.2m、幅3.1m、高さ3.85m、羨道長7.9m、幅1.95m、高さ1.95mであり、両袖式であるとのことである。

 ここから、さらに奥に進んで、ここでも竹林の中に入っていくと、竹林の中に服部川1号墳が大きな口をあけてくれている。

 

 この古墳は、高安千塚古墳群の中でも、珍しい特徴をもった古墳である。

 ライトを片手に石室内に潜入。(流石にライトなしでの潜入は難しい。)

 

 羨道を進んでいく。側壁の白いプラスの印は、測量時のもの。

 

 奥壁の姿が暗闇から浮かび上がると、んっ・・・。

 

 よく見ると、奥壁の中ほどより上の所に妙な戸棚上の突起がある。

 後ろから土に押し出されて、ここだけひょこっと出てきたんではと思う感じである。この石棚のサイズは厚さ0.2m、横幅0.8m、縦幅0.5mほどである。

 

 平群の三里古墳や吉野の槙ヶ峯古墳など石棚のある古墳はいくつか見たことがあるのだが、それらとは全く違う気がする。

 石の組み方が横長の石を積み上げているのが、この古墳の特徴のようだ。

 

 ちなみに、両袖式であり、(よく見ると左にもかすかに袖がある。)で、石室の全長8.4m、玄室長3.9m、幅2.1m、高さ3.1m、羨道長4.4m、幅1.5m、高さ1.8mとなっており、長方形型のプランを取っている。

 この服部川1号墳と墳丘を共有する形で服部川2号墳がある。

 

 ここも横穴式石室が開口しており、頑張ればいけないこともないのだが、この他にも見たい古墳があるので割愛し、次へ向かうことにした。

 

 神光寺の辺りは、この他にも服部川4号墳、5号墳、6号墳などがあるのだが、未確認。

 また、時間を取って、じっくりと見に来ないといけないなあ。

 


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