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【埼玉 八木崎】 白河手打ち中華そば 法隆「焼豚ワンタン麺(1250円)」

春日部で「とら食堂」のDNAを継ぐ白河ラーメンを

東武線・春日部駅の西口から歩いて20分ほど。野田線・八木崎駅からもほぼ等距離。春日部地方庁舎そば、ユリノキ通り沿いにある人気店「法隆」へ。ご主人の宮越法隆氏は、白河の名店「とら食堂」で修業し、2015年4月に独立創業。本家直伝の味を受け継ぐ、とら食堂公認の独立店とあって、その味には定評がある。

白地に「手打ち中華そば」と染め抜かれた暖簾をくぐると、店内はL字カウンター10席ほど。子供用のブースターシートもあり家族連れでも安心だ。麺メニューは「中華そば」と大葉入りの「つけそば」の2軸で、麺大盛りは200円。有料で焼豚、ワンタン、味玉、のりを追加トッピング出来る。今回は「焼豚ワンタン麺(1250円)」を注文した。

待つこと6分ほどで具材たっぷりの豪勢な一杯が到着。スープは豚骨ベースで鳥ガラも加えているだろうか。しっかり旨みが抽出された出汁に、醤油のカエシでコクと仄かな酸味を与えている。そこに厨房奥に除く製麺スペースで手打ちした多加水中太麺を合わせている。平打ち気味で、チュルチュルした麺肌でモチモチの食感。

麺棒で打っているので、少し不ぞろいな感じだが、それがまた面白い食味となっている。チャーシューは厚めにカットされたモモ肉と、柔らかなバラ肉がたっぷりと。まさに夢の共演。味付けは薄めで肉の旨みを存分に楽しめる。ワンタンは5つで、餡は小ぶりでチュルリとした皮の食感を楽しむ仕様。これも良い味である。

ほか、臭みのない塩味のメンマ、シャキッとしたホウレン草、香りの良い海苔、ナルト、刻みネギが乗る。良い素材で丁寧に作られた一杯。箸もレンゲも止まらず、あっという間に完食した。なお駐車場は、少し歩くが「むさし野森珈琲」の裏手に6台分あるので、車でのアプローチもOKだ。白河ラーメンファンはぜひ一度!

<店舗データ>

【店名】 白河手打ち中華そば 法隆(ほうりゅう)
【住所】 埼玉県春日部市谷原1-17-55
【最寄】 東武線「春日部駅」西口徒歩20分

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