親鶏スープにモチモチ手打ち麺が絶妙にマッチ
埼玉新都市交通伊奈線の鉄道博物館駅から北西方面へ歩いて6分ほど。国道17号=中山道沿いに2024年5月16日にオープンした「手打 親鶏中華そば 綾川 大成店」へ。コチラは2号店にあたり、本店は恵比寿で2020年12月に創業。オープン直後に行列を作った人気店だ。屋号はさぬきうどん発祥の地・香川県綾川町に由来するという。
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その綾川町で育ったスタッフが、東京でラーメン職人と中華そばを開発。それが香川県丸亀市の名物「骨付鳥」でも知られる『親鶏』を前面に押した一杯だ。うどん県の香川では、この手のラーメンはあまり見かけないので「ご当地麺」という事ではない。むしろ岡山「笠岡ラーメン」に近い感もあるが、何はともあれ旨そうである。
お店は黄色い大看板が目印。幸楽苑系列「餃子の味よし」の跡地に入居しており、カウンター11席と6人掛けボックスが5卓となかなかの大バコだ。駐車場も約30台分あるので車でも訪問出来る。なお混雑時は入口前の名簿に記帳し、軒先のベンチで待つルールだ。麺メニューは醤油と塩の2種の「中華そば」を用意している。
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それぞれ親鶏と豚肩ロース肉の2種のチャーシューをはじめ、鶏かわ、味玉、生ほうれん草を追加トッピング可能だ。また小学生以下限定で「ミニ中華そば」も提供しているので家族連れでも安心である。一方のサイドメニューにはライス、親鶏飯、本わさび小丼、かしわ天、餃子があり、中華そばとのお得なセットも提供。
今回は「特製中華そば(1200円)」を注文した。着丼までは6分ほど。黄金色のスープは2年以上育てた親鶏を炊いた清湯に円みのあるカエシを、やや控えめに重ねたもの。醤油の香りと塩味が控えめな分、鶏の旨味や香りが前面に押し出され、たっぷりの鶏油も手伝って、コクのある芳醇な味わいに仕上がっている。これは旨いスープだ。
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そこに合わせるのは、早朝から青竹で手打ちし一昼夜熟成させたという極太の手打ち麺。うどんのような太さと食感でモッチリしており、これまた絶品だ。箸もレンゲも止まらない。特製だと肉類は、噛み応えのありタレの染みた親鶏のモモ肉が4枚、旨味が凝縮された豚肩ロース肉が3枚、そしてクニュっとした食感の鶏皮肉が5つ。
いずれも良い味に仕上がっている。味玉は黄身がトロリとして美味。ほか、歯ごたえあるメンマ、貝割れ、刻みネギがトッピングされる。卓上には黒胡椒があるのでお好みで。最後の一滴まで美味しく頂いた。次回は塩中華や飯モノを頂くとしよう。ロードサイドの大型店と侮ることなかれ。界隈の鶏スープ好きには是非訪れて頂きたい。
<店舗データ>
【店名】 手打 親鶏中華そば 綾川 大成店
【住所】 埼玉県さいたま市北区大成町4-399
【最寄】 埼玉新都市交通伊奈線「鉄道博物館駅」徒歩6分