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肥宝館 -貧すれば丼する-

【九段下】 九段下 中路「特製 白味噌ラーメン(1250円)」

「麺や でこ」3号店はライス必須の味噌系

地下鉄の九段下駅から北北東へ歩いて3分ほど。目白通りの一本東を走る路地に2022年4月27日にオープンした「九段下 中路(なかじ)」へ。コチラは新丸子の人気店「麺や でこ」が、大森の「中華そば 結。」に続いてオープンした3号店だ。「でこ」が煮干し、「結。」が生姜、そして「中路」は味噌を主軸に営業している。

店内はカウンターのみ9席。麺メニューは、牡蠣を練り込んだ4種の赤味噌、あん肝を練り込んだ白味噌、特製背脂生姜味噌と3種の味噌ラーメンに加え、まぜそば、濃厚牡蠣のまぜそば、明太カルボと、汁無し系もラインナップしている。また、飯モノにはチャーシュー混ぜご飯、葱チャーシュー丼、肉メンマ丼を用意。

赤と白で悩んだが、今回は「白味噌ラーメン」を特製(1250円)でオーダーした。着丼までは約7分。湯気からは仄かにあん肝の香りが漂う。トロミあるスープは濃厚な動物系出汁がベースで、そこに白味噌の甘味とコク、生姜のパンチが重なり旨いスープに仕上がっている。どこか純すみ系を彷彿とさせる味わいだ。

そして、あん肝は隠し味的な存在として時々顔を覗かせる程度。その濃厚スープに合わせるのはコシのある多加水の太縮れ麺。味噌に負けない強さがあり、スープとの絡みも抜群だ。チャーシューは箸で解れるホロホロの肩ロース肉が2枚で、さらに角切り肉も入る。脂と赤身のバランスが良く、どちらの旨さも楽しめる。

炒めたモヤシ、キャベツ、タマネギ、豚ひき肉が、旨味をさらにブースト。黄身ネットリの味玉は少し燻製したような風味で絶品。ほか、香りの良い海苔3枚、炒めたメンマ、刻みネギ、白ゴマがトッピングされる。卓上の黒胡椒、唐辛子入りの酢、一味はお好みで。値が張る分、実に華やかな一杯。こりゃ赤も楽しみだ。

<店舗データ>

【店名】 九段下 中路(なかじ)
【住所】 東京都千代田区九段北1-7-3
【最寄】 東京メトロ半蔵門線「九段下駅」徒歩3分

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