獣臭強めの濃厚スープが魅力の「弘」
JR船橋駅南口のロータリー脇にある「麺屋 二代目 弘」へ。運営するのは、同じく船橋で姉妹店の「中華そば蓮」も経営する株式会社弘である。こちらの店は元々「麺家 弘」の屋号で2011年に創業。当時は家系ラーメンを提供していたが、2014年にメニューを刷新しリニューアル。店主の曽根弘貴氏は「食の道場」などで学んだそう。
暖簾をくぐると、さっそく強めの豚骨アロマがお出迎え。壁に張られたPOPには鶴醤、菊醤をはじめ、粟国の塩、福来純、花美蔵、錦爽鶏と名だたるブランド食材がズラリ列挙されている。獣臭もコダワリも強めだ。麺メニューは醤油と塩の2種のラーメンと煮干しつけ麺を提供。麺の固さ・味の濃さ・脂の量を指定する事が出来る。
今回は「醤油らーめん」の麺固めを、全部入りにあたる特製で注文した。獣臭強めのスープは、豚骨と鶏ガラがベース。久留米ラーメンなどに見られる、スープを継ぎ足し使う技法「呼び戻し」だそうだ。合わせる麺は三河屋製麺製で、北海道産小麦「春よ恋」の全粒粉を使用した低加水麺。香りがよくコシもあり旨い。
チャーシューは炙ったバラ肉と、真空低温調理のロース肉が2枚ずつ。いずれも良い味だ。ほか、黄身が半熟の味玉、西船橋産の小松菜、海苔、刻みネギが乗る。お好みで卓上の胡椒、ニンニク、生姜、豆板醤を使って味変を。獣臭の強いスープなので、客を選ぶ一杯ではあるが、私は美味しく完食した。次回は塩にしてみようか。
<店舗データ>
【店名】 麺屋二代目 弘（ひろ）
【住所】 千葉県船橋市本町4-2-22
【最寄】 JR総武本線「船橋駅」南口徒歩1分
