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肥宝館 -貧すれば丼する-

【栃木 栃木駅】 麺堂HOME「醤油ら〜めん 全部のせ(1150円)」

栃木市屈指の人気店「麺堂HOME」

東武日光線とJR両毛線の「栃木駅」北口から北西方面へ歩いて5分ほど。市内屈指の人気店「麺堂HOME」へ。ご主人の栃木歩氏は長野市の名店「麺道 麒麟児」店主・星博仁氏の元で修行し、2012年4月に独立創業した。当初は数100メートル離れた「みつわ通り」沿いで営業していたが、2014年12月に現在の場所に移転。

余談だが、星博仁氏は長野県トップクラスの人気店「麺道 麒麟児」を出店する前に、小山市で「ラーメン 虹の麺」を営んでいた。その時の縁もあり「麺堂HOME」のほか、小山市内にも「麺童 豊香」と、この界隈に弟子筋の店が存在しているのだ。店内はカウンターに12席と、小上がりに4人が座れるテーブルが3卓の計24席。

ご主人は「家のような存在でありたい」という思いに、Mr.Childrenの好きなアルバム名をひっかけて屋号に「HOME」と付けたそうだ。なので店内のBGMもミスチル縛り。麺メニューは、あっさり淡麗鶏スープの「醤油ら~めん」「塩ら~めん」に加え、「カツオ醤油つけ麺」「背脂醤油つけ麺」もラインナップしている。

さらに数量限定の「鶏白湯ら~めん」「鶏白湯つけ麺」も用意している。それぞれチャーシュー、煮卵、穂先メンマを追加トッピング可能だ。またジュースとオモチャ付きの「おこさまら~めん」もあるので子供連れでも安心である。ほか白ごはん、餃子、気まぐれ飯も提供。この日の気まぐれは「豚キムチ丼」どのこと。

今回は店イチ押しの「醤油ら〜めん」を全部のせ(1150円)で注文した。待つこと7分ほどで麺線が整えられた一杯が到着した。スープは鶏ガラ、モミジ、丸鶏を沸騰させることなく炊いた清湯で、そこに小豆島はヤマロク醤油の「鶴醤」などを使ったカエシを重ねている。淡麗にしてコクが深く、実に良い味に仕上がっている。

そこに合わせるのは栃木の老舗・磯屋商店の特注麺。伸びの良い中細ストレート麺で、チュルリと食感が良くスープとの相性も抜群だ。こりゃ箸もレンゲも止まらない。チャーシューは低温調理のレアな豚肩ロース肉が2枚、しっとりした鶏胸肉が2枚、そして吊るし焼きのロース肉が1枚乗る。とりわけ吊るし焼きは絶品だ。

噛み応えがあり肉の旨味を存分に楽しめる。どれか1種を追加トッピングするなら私はコレだ。そして味玉には那須御養卵を使用。甘味のある黄身がトロリと溶け出し良い味である。ほか穂先メンマ、ネギ、柚子皮がトッピングされる。修行元を思わせる純鶏スープと旨いチャーシュー。あっという間に完食した。次回は鶏白湯を啜りたい。

<店舗データ>

【店名】 麺堂HOME
【住所】 栃木県栃木市片柳町1-2-38
【最寄】 東武日光線「栃木駅」北口徒歩5分

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