肥宝館 -貧すれば丼する-

【金町】 立ち呑み居酒屋 金町製麺「背脂煮干し中華そば(880円)」

日替わりメニューが楽しい金町製麺

JR常磐緩行線・金町駅南口から、京成線の線路沿いを水戸街道方面に歩いて2分ほど。住宅と商業施設からなる複合施設「ヴィナシス金町」1Fで営業する「立ち飲み居酒屋 金町製麺」へ。こちらは人気店「麺や七彩」とフードジャーナリスト・はんつ遠藤氏がコラボして、2010年9月に創業したラーメンも食べられる居酒屋である。

昼間は麺がメイン、夜は居酒屋とシメの麺という構成。屋号には「立ち呑み」とあるが、それはオープン当初のみ。現在は椅子あり、ゆっくり座って飲食出来る。そして面白いのが、麺類とツマミは全て日替わりという点だ。それも新鮮な魚介類からコダワリのラーメンまで、どれも旨そうなメニューがラインナップされている。

この日は昼の訪問。麺メニューは「背脂煮干し中華そば」の醤油と塩、それに自家製の胡麻ダレで啜る「濃厚汁無し担々麺」を用意。ほか、豚の生姜焼きご飯や水餃子、イワシとヒラマサの刺身、浅蜊の酒蒸しもあって、昼から一杯引っ掛けることも可能だ。今回は「背脂煮干し中華そば」を醤油でオーダーすることに。

スープは愛媛県産の煮干を使った出汁に、信州はマルヰ醤油の生醤油とたまり醤油、流山本白みりんを合わせているという。煮干しの香りもカエシもガツンと効いた旨いスープだ。エグミは一切なく透き通った飲み口だ。そこに、控え目な量の背脂とラードを浮かべてある。脂で動物系の旨味が加わり、さらに保温効果でアツアツに。

一方の麺は「七彩」同様に手打ちだろうか。平打ちで縮れた極太麺で、これが饂飩の様にモチモチで、コシもあって旨い。この組み合わせ、燕三条インスパイアといったところか。チャーシューは低温調理の豚と鶏が1枚ずつで、どちらも柔らかで旨い。期待通りの一杯だ。次回は是非、夜に一杯引っ掛けに来るとしよう。

<店舗データ>

【店名】 立ち飲み居酒屋 金町製麺
【住所】 東京都葛飾区金町6-2-1
【最寄】 JR常磐緩行線「金町駅」南口徒歩2分

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