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肥宝館 -貧すれば丼する-

【栃木 小山】 中華そば 卯月屋「味玉 煮干しそば(1000円)」

調布の名店「しば田」公認の独立店

JR小山駅から南南東方向へ1.5キロ。国道50号の一本北を走る細道に2022年4月27日にオープンした「中華そば 卯月屋」へ。ご主人の岸秀徳氏は調布市の名店「中華そば しば田」のご出身。雑誌「TRYラーメン大賞 全国版」に、TRY受賞店から独立した地方の有力店として紹介されるなど、オープン時から注目を集めている。

店内はカウンター5席と4人がけテーブル3卓の計17席。行列時は先に食券を購入し、店内の待ちスペースで順番に座って待つ。麺メニューは、鶏+鴨の清湯「醤油そば」、煮干し+鶏の清湯「煮干しそば」、地鶏+魚介の「塩そば」の3種をラインナップ。また不定期かつ限定で「つけ麺」も、醤油・煮干し・塩の3種を提供している。

中華そば類は味玉や焼豚をトッピング出来る一方、具なしの「かけ」でも啜ることが出来る。また「しば田」同様に炊き込みご飯も用意。券売機最上段の「醤油そば」も非常に捨てがたいのだが、今回は評判の高い「煮干しそば(900円)」に味玉(100円)をトッピングし注文。待つこと6分ほどで香り立つ一杯が到着した。

薄濁りのスープは先述の通り煮干しに鶏を合わせたもの。先行する煮干しがとても香ばしく、鶏が旨味を下支え。嫌な苦みや臭みはなく、それでいて鮮烈な香りだ。カエシは風味を損なわぬよう控えめに効かせつつ味を纏めている。合わせる麺は自家製の中細ストレート。しなやかで喉越しが良く、スープとの相性も抜群だ。

チャーシューはレアな仕上がりで大判の豚肩ロース肉と、柔らかなバラ肉の煮豚が1枚ずつ。どちらも肉の旨味を存分に楽しめる逸品だ。味玉は出汁が染みて黄身はネットリ。ほか、青と白のネギ、甘めの味付けのメンマが乗る。名店仕込みの流石の一杯、美味しく完食した。次回は鶏と鴨の「醤油そば」を啜りに来るとしよう。

<店舗データ>

【店名】 中華そば 卯月屋
【住所】 栃木県小山市駅南町4-25-6
【最寄】 JR東北本線「小山駅」東口徒歩18分

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