まるでステーキ。千葉県最大級の大判チャーシュー
ラーメン激戦区・松戸で、千葉県最大級(自称)のチャーシューをウリに奮闘するのが、聖徳大学そばの「そい屋」である。ご主人は、経営していた焼き肉店が潰れた後、ラーメン塾を経て2013年に「そい屋」を開業。当初は客足が伸びず、塾の先生に相談すると「チャーシューを大きくしたら?」とのアドバイスを受けたという。
そこで、チャーシュー200gに加え、更にモヤシなど野菜を500g使用。しかも、学生は大盛りか味玉が無料サービスに。この策が当たり、今では界隈の大食い重要をしっかりキャッチしている。店内には手作りの撮影用フォトフレームまで用意され、SNSでも大判チャーシューの画も順調に拡散。激戦区での地位を確立した。
なお、こちらのラーメンは味噌が主軸だ。そい屋の「そい」は「SOY=大豆」なのだろう。豚骨や、鶏ガラ、野菜を煮込んだスープに、江戸、八丁、信州、仙台の4種の蔵出し味噌をブレンドしたタレを合わせている。ニンニク風味と甘みの強いスープなので、もっちりした食感の中太縮れ麺が丁度よく合っている。
肝心のチャーシューは、豚バラ肉を3時間ほど煮込んだもので、箸で切れる柔らかさ。このサイズ、一般のお店ならばカットする前のチャーシューといったところか。さらに、肉の下には大量のモヤシ、ネギ、コーン、メンマが。卓上のガーリックバターで味に変化をつけながら食べ進める。量もパンチもあり、なかなか良い。
この手のラーメンは勢いが大事。とにかく無心で啜り続けるのだ。なお「チャーシュー200gなんて足りないぜ」という貴兄のために、総量3400gの「鬼びっくり(3980円)」や、予約制だが総重量が約4キロの「超どデカ富士山」も用意されているので、チャレンジ精神が溢れて止まらない方は、ぜひ挑戦してみては。
<店舗データ>
【店名】 そい屋
【住所】 千葉県松戸市松戸1150
【最寄】 JR常磐線「松戸駅」徒歩4分
★2021年9月1日をもって閉店。