下町の背脂系ローカルチェーン総本山
JR総武線・亀戸駅北口から歩いて7～8分。亀戸梅屋敷そば、蔵前橋通り沿いで明け方まで営業する「ハッスルラーメンホンマ」へ。運営するのは株式会社ロンパネス。1994年に創業したコチラ亀戸本店をはじめ、浅草、錦糸町、篠崎、浜町と、下町を中心に支店を展開。さらに錦糸町でダイニングバー「タイフー」も営んでいる。
店内はカウンターとテーブル、小上がりで合わせて26席。麺類、ツマミ、飯モノ、お得なセットなどのメニューが壁一面に写真入りで並んでいる。とにかく選択肢が豊富なので、初めての方は、さぞ悩むことだろう。レギュラーの麺メニューは、屋号を冠した背脂チャッチャ系「ハッスルラーメン」が醤油、塩、味噌の3種が主軸だ。
ほか、ハッスルラーメンを濃厚にした一番人気商品の「復刻ラーメン」、魚粉入り「魚だし系中華そば」、ピリ辛の「ハッスル特製つけ麺」、魚介出汁の「魚だし系もりつけ麺」をラインナップ。さらに夏季限定で「冷やし和風ラーメン」「冷やし中華」を、冬季は「担々麺」も提供している。そしてトッピングは約20種を用意。
背脂の量は、あっさり～増し増しまで5段階あり、麺の固さも、やわ目・普通・固めから選ぶことが出来る。組み合わせは実に2850通りだそうだ。さらに麺類と餃子＆ライス、煮豚飯、高菜飯、のり明太子飯とのセットなどもある。今回は一番人気の「復刻スペシャルラーメン(920円)」を、背脂・麺の固さ共に「普通」でオーダーすることに。
待つこと7分ほどで着丼。サラッとした白濁スープは、豚骨に加え昆布、煮干しなど12種類の材料から炊き出したもの。醤油のカエシは控え目で、スープ表面には背脂の粒。コクはあるが、見た目に反しアッサリした飲み口に仕上がっている。合わせる麺は中細で浅草開化楼の特製。やや加水率を抑えているので歯ざわりも風味も良い。
そして「スペシャル」は、トッピングが豊富なのも嬉しいところ。バラロールチャーシューが2枚と、しっかり味の付いた角煮、味玉、モヤシ、刻みネギ、メンマ、板海苔5枚、ばら海苔の計8種の具材が乗る。深夜なので罪悪感を抱きつつ、箸もレンゲも正直。ペロリと完食してしまった。冷え込むシーズンはやめられないんだな、コイツが。
<店舗データ>
【店名】 ハッスルラーメンホンマ 亀戸本店
【住所】 東京都江東区亀戸4-35-16
【最寄】 JR総武線「亀戸駅」北口徒歩7分
